GSX-R1100 クラッチマスター分解




クラッチマスターをZZR1400用に変更した為、ノーマルのクラッチマスターが余ってしまった。昨年新品に変更したばかりで捨てるにはもったいない。何かあった場合のスペアとして保管しておく事にする。でも、まだブレーキフルードは残っており、何かの拍子にチョロチョロと漏れて(こぼれて)くる。

じゃ、分解清掃しておこう。 って事で、





まずは、クラッチを交換する時に、この状態までばらしてあります。







10mmのソケットを使用して、クラッチレバーを外します。
レバーには、銅色のパーツが付いているので無くさないようにします。







マスター本体には、501?5D1?と14と刻印されている。14は14mmの事か?と、マスター本体にはちょっとした穴が空いていてネジを止められる穴もある。GSXでは使用していないので不明だが、何かの流用なのか?新しい機能でも追加出来るのか?

 






で、さっきレバーに付いている銅色のパーツです。このパーツでマスターのプッシュロッドを押し込みます。
ここには、軽くグリスが付いてるだけでかなり抵抗になりそうな仕組みです。ここだけ見てるだけでも横置きマスターの効率が悪く、力が必要以上にかかりそうです。

 





マスターには、まだプッシュロッドが付いたままです。どうやって外すか??考える前に、そのまま引っこ抜きました。ロッドの周りのゴムブーツにはまってるだけです。ついでに、ゴムブーツも力で抜いてしまいます。これもどこか良く解りませんが、はまってるだけでした。

 





ここからが、マスター内部に入り込みます。奥まった所にCリングがあり、ここを外せばマスター心臓部とのご対面です。







手持ちのCリング外しを持ってきて一気にと思って.....
工具が入らない!!!! くそっ!!安物工具が....!!

いままで、これで乗り越えてこれたのが、今回はダメみたいです。1本で2本分の機能があるので本体がでかくマスターの奥まで入ってくれません。何かで代用とも思いましたが、やっぱり工具を新たに購入するしかありませんね。







新たに購入しました。名前が分からなくてCリング外しって言ったら違うものを出されたり、ちょっとへこみます。
正式には、スナップリングプライヤーと言って、軸用、穴用の2種類に分かれています。今回は穴用タイプを購入しました。
最初に購入したのが、写真左。先端のピンサイズが1.8mmでたぶん大丈夫。と、将来フォーク等をする際に大きい方がいいかと思い購入。

しかし、今回のマスターシリンダーには1.8mmが大きくて入りませんでした。
で、今度は小振りの物を、再度購入し(写真右)先端のピンサイズは大丈夫でしたが、最初の一握りで”ボキッ”  と先端のみ折れてしまいました。さすが、安物メーカ。構造を良く見ると、まさしく折れて下さいと言わんばかりに、先端内側に深い溝が...。
速攻で返品の手続きをしました。

 





今度は違う安物工具店で購入。最初の店よりは安いのですが、ちょっと小さすぎなのが、難点です。
でも、先端のピンを確認してもしっかりしていて、一発では折れそうもないので購入しました。

本来なら、いい工具を購入した方がパーツ側にとっても負担がかからずいいのでしょうが、一番大きな問題財布に負担がかかり過ぎます。だから、どうしても安物工具店に行く羽目になるんでしょうね。







すんなり、Cリングが外れました。
左側のCリングが一番外側で、内側に向かって順番に並べています。
この部分はおそらくassyで手配が出来るのもで、たぶんOH時には全部交換になるんでしょう。
真ん中の、ネジが切ってある部品は、何の意味があるんしょうか??この部品より左側に油圧がかかるようになっています。
って事は、タンクのフルードをライン側に流し込む為の物かも知れません???







クラッチマスター全てです。これ以上は分解来ません。







油圧が発生する順序に部品を並べて見ました。
OH時はこの中の部品を交換する事で、機能的には十分でしょう。
後の部品は、見栄えを良くする時には交換して下さい。









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