タイヤ交換にチャレンジ(通勤号)




タイヤ交換って今まで考えたこともありませんでした。 でも、通勤号にスリップサインが出てきて、カタナもタイヤのひび割れやヘン磨耗で交換が必要、Rもフロントが今年中には交換が必要、っと計5本のタイヤ交換が待っている。 これだけの本数を交換するには、タイヤ代も結構な金額になるが、交換工賃も全部で1万円はかかるだろう。

が、最近RW乗りの方々が自分で交換や組み替えをされている。コンプレッサーも1万円程度の物で交換できるそうだ。タイヤも通販で購入すると、地元の用品店での交換より5千円以上は 安く購入できる。

計算では、コンプレッサー1万、工具など5千〜1万で、初期投資が1.5万〜2万。
通販でタイヤを購入すると一台あたり工賃も含め8千〜1万安くなる。 で、2台(4本)交換することで、工具一式の値段がチャラになるはず。5本目からはタイヤ代だけで交換できるので 将来的に見て絶対お得な作業である。
コンプレッサーを購入するとタイヤの空気管理や、キャブの清掃などにも使用できので便利です。(コンプレッサーが10Lなのでエアーツールの使用は難しいらしいですが)


では、工具一式を購入します。(たまたま、ストレートで10%OFFのセール期間だったので、ほとんど物をストレートで購入)

1.コンプレッサー(ホームセンターコーナン)
  AC100V、10Lタンク、騒音80dB、自動車、自転車用空気入れや色々アタッチメント付き



2.ビードブレーカー
  この他にアタッチメントが付いていました使わないので取り外しています。



3.タイヤレバー
  グリップ付きの方が使い安いとの情報が....で、3本購入。



4.リムプロテクター(左:デイトナ製 右:ストレート製)
  最初はストレート製のみでしたが、これはゴムで出来ていてすべりが悪く、力を入れすぎると切れたり、穴が開いたりするので、デイトナ製(プラスチックに近い)を4個。



5.ビードワックスとムシ取り
  ムシも写真には写っていますが、これは参考に。



6.特には必要ないかも知れませんが、木材や、ゴムシートなどがあれば便利かもしれません。後は適当に!!




では本題のタイヤ交換ですが、この作業をする前にすでにリアタイヤの交換をしました。結果は、タイヤ外しに1時間以上、組み込みに1時間以上、ビード出しが出来ずに 行きつけのショップにお願いしてビード出しをしてもらいました。完敗でした。

色々調べた結果、こんな映像が。衝撃的な映像です。タイヤ交換、バランス取りまでを6分程度で行なっています。まあ、編集されているので正味10分ってとこでしょうか!!
実際にタイヤ交換される方には必見ですよ






さあ、タイヤを交換しましょう。やり方はyoutubeと同じですが。

まず、今回のドナーと新品タイヤです。サイズは110-70-17のバイアスタイヤです。まだ、スリップサインは出ていませんが、リアをすでに交換したのでフロントも交換します。 通勤にのみ使っているせいか、センターばかり減っています。サイド部分は全く使用されていないほど溝が残ってます。お恥ずかしい減り方です。







タイヤの下に木材を置いて、ブレーキディスクの保護やホイールリムの傷つき防止をしています。







まず、空気を抜きます。ムシ取りをエアーバルブに突っ込むと”プッシュー”と、空気が抜けます。全部抜けきった後にムシ取りでムシをくるくる回し外します。

 





ビードブレーカーの上にタイヤを置いて、適当な位置にセットします。実際どの位置でタイヤを押し込めば良いのか、まだいまいち分かりません。これは、色々やっていくうちに分かるでしょう。 今回はタイヤが細いので結構簡単にビードが落ちましたが、ビードが落ちにくい時はCRCをタイヤとホイールの隙間に付けると良いそうです。(組み込む時はCRCに使用は厳禁ですから、 タイヤを再利用する場合は気を付けてください)







ビードが落ちた状態です。一箇所でもビードが落ちると後は簡単にサクサク落ちてくれます。

 





ぱっと見は分かりづらいですが、ビートが全て落ちた状態です。







リムプロテクターを4個並べて取り付けます。プロテクターの端からタイヤレバーを突っ込みます。この時タイヤレバーを突っ込む反対側のタイヤを足でつぶしておきます。

 





タイヤレバーでタイヤをめくり出すようにして、タイヤを外します。2本を突っ込んだ後に3本目を突っ込み、まためくり上げます。2本目のレバーを外し3本目の右側に突っ込み めくり上げます。この作業を繰り返しリムプロテクターの端までめくり上げていきます。

 





ここまで来たら、レバーを外して手でタイヤを引っ張り出します。
 





今度はタイヤを立ててリムプロテクターの部分にタイヤレバーを突っ込みタイヤを押し下げます。ある程度の隙間が出来たら、手でタイヤを押し下げてタイヤをホイールから外します。

   





ホイールの中にはタイヤのかすみたいな物が残っています。綺麗にしたほうがいいのですが、どうすれば良いのか?ワイヤーブラシでゴシゴシするか、クリーナーなどを吹き付けて綺麗にするか 悩みます。今回は水で濡らしたウエスで拭いて終わりにしました。そんなには綺麗になりませんでしたが。







新品タイヤのビード部にワックスを塗ります。当然両面にです。タイヤに黄色い○印がありますが、これはタイヤの軽点(一番軽いところ)だそうです。 タイヤのカタログ等にも記載はありませんが、まあ本当でしょう。

※タイヤ組み込み時にCRCは厳禁だそうです。CRCを付けるとビード部に影響があるみたいです。シリコンスプレーも成分によってはNGらしいです。
 また、ワックスの付けすぎも良くないそうです。タイヤとホイールがスリップする可能性があるそうです。注意しましょう。  (メーカ談)


 





リムプロテクターが付いている方を最初にタイヤに突っ込みます。最初は力のみで入ってくれます。

 





タイヤを裏返して、リムプロテクターの無い部分をまた力で押し込みます。力といってもそれほど怪力がいるわけではないです。







ここでも、リムプロテクターの端からタイヤレバーを突っ込んでタイヤをホイールの中に入れていきます。この時、ホイールにタイヤが入ればその近くを足で踏みつけて 浮いてこないようにしていけば良いようです。
最後の最後には怪力を使ってタイヤを入れてあげます。ここは、踏ん張りどころです。

 





タイヤの組み込みが終われば、ビード出しをします。タイヤとホイールの接触部分が均一な状態になるように形を整えます。これは、コンプレッサーで空気を入れる時に漏れる空気を 防ぎ均一にビードが上がってくれる為の前作業です。
ビード出し時にはタイヤの破裂などの防止より、ムシを入れてエアーを入れろとカタログには記載されていますので、言われるようにちゃんとムシをセットしました。
ムシを入れるかどうかは時と場合と使用する装置などで変わると思いますが、前回ムシなしでビード出しをして失敗したので今回は入れてみただけです。

 





では、コンプレッサー最大圧(7kg)でエアーを入れます。だんだんビード部が盛り上がってきて、一箇所のみ凹みが出来ています。空気が漏れる音がしないのでこのままエアーを入れていくと ポン、ポンと2回音が鳴ります。これで、先ほどの凹みがなくなって綺麗にタイヤがはまってます。この時のタイヤに入ったエアーの圧力は2.5kgでした。(またもや、カタログにはビード出し 時のエアーは3kg以下でと書いてあるので、2.5kgはOKです)
後は規定量まで圧を減らして完了です。2.2kgまで落としています。

 





ホイールバランスは、取る、取らないで結構別れますが、一応取っておきます。自作でバランスを取りようのジグを作っては見た物の、ホイールのベアリングがいい状態だと、車体に取り付けて も同じように作業が出来るので、今回は最初から車体に取り付けてバランスを取ります。(ブレーキやカラーや、メーターギヤは付けない状態でね)
タイヤを軽く回し、一番重い所の反対側に重りを付けます。今度はタイヤを90度回して手を離します。この時また、先ほどと同じようにホイールが回れば重りを増やします。回転しない時は もう90度手でホイールを回して見ます。ここで回転しなければOKとしました。
ちなみに、重りってどこで買うのでしょうか???商品として置いてはいなく、自前でタイヤ交換する時の物を分けてもらいました。写真上は大手用品店で10g10円でしたが、 写真下は小さな用品店で無理やり売ってもらって、315円もしました。値段は適当らしいです。ここでは、もう買いません。たとえ値段が無いと言っても高すぎませんか。







タイヤ装着完了!!

 







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