スカイウェイブ250 CJ43 サイドスタンドスイッチ キャンセル






暖気運転をする時はいつもメインスタンドで立ててましたが、とっても面倒なのです。

スクーターと言うものは、サイドスタンドが出てるとエンジンがかからない。ブレーキを握らないとスタータースイッチがオンにならない。と、安全上は良いものかも知れないが 、実際には不便な機構です。

で、一番ネックなサイドスタンドスイッチのキャンセルを行います。

安全上はキャンセルしない方が良いのだけど。
出来れば、パーキングブレーキを引いているとサイドが出ててもエンジンがかかるようになっていれば良いのですが....
将来的にチャレンジでもしたいな.....

と、理想は後にして作業を進めます。サービスマニュアルが無いので不要(不必要)なネジを外しているかも。






まずは相手を知りましょう。

まあ、良く見るスイッチです。CJ44では、磁石をスイッチに貼り付けるだけでキャンセルできるらしいです。おそらくこのCJ43も可能とは思いますが、貼りつける位置を 探し出す必要がある事や、外れた場合(元に戻るだけで実害はない)の事を考えてあえて、少し高級なキャンセルを。

でも、作業にはカウルが邪魔で、手も入らないほどです。やはりカウルを外す必要が。








ステップにあるゴムカバーを外します。これは非常に簡単で引っ張り上げるだけです。
CJ43は前後に分かれているので、両方取り外します。

 






ゴムカバーの裏には本体に突き刺さるようになってるだけです。








前から後ろまで、意たる所にネジが。
とりあえず赤丸はしていますが、見えるネジ類は全て取り外します。
プラスネジ、10mmボルト、プラスチックのポッチ(名前を知りません)

   






プラスチックのポッチは、中心のを少し押し下げます。写真ほど下がればOKです。思いっきり押し込みすぎると逆に外れにくくなります。
外周に爪をかけて軽く持ち上げると、そのまま外れてくれます。

   






プラスチックのポッチを外した後はこのように分解しておきましょう。








ステップの前、真ん中、後ろの下側にも、プラスチックのポッチがあるので外します。下向きはちょっと力が入りすぎるので取り外しは難しいです。

 






ここまで外すと、ステップのカバーが外れると言うか、隙間が出来上がります。
ステップの後ろ側より外側に引っ張ります。ステップの前側は外れないので無理に引っ張り出さないようにします。

 






サイドスタンドスイッチが登場です。

が、ケーブルにアクセスするにはもう少し分解する必要がありますが、配線には細工をしたくないのでこの状態で作業を進めます。

 






ステップのプラスネジを外す際、一箇所だけ途中から力が抜けたネジがあり、その直後にカラ〜ンと物が落ちる音が。何が落ちたのかと探してみると、 カウルを止めるカウルの一部分が割れているではありませんか。外観は綺麗でもやっぱり中古車。中身は結構来てるもんです。








サイドスタンドスイッチを押したままにする方法。
webで調べると、スイッチ本体の向きを変えて固定する。インシュロックで固定する。が、良く紹介されていますが、どれも安易でしっくりこなくて.....

で、考えた挙句これも結構安易なストッパーを作ってスイッチを固定します。
が、これにも欠点が。簡単に加工できるアルミの1.6mmを使用したのですが、曲げ加工した場所が折れる可能性があるんです。鉄、ステンなどで作ると加工が大変なのでアルミをチョイス。金きりバサミで切って、キリで穴を開けてドライバーで穴を拡大できる。加工するにはもってこいの素材です。

スイッチに固定するにはM6の少し長めのボルト、ワッシャー類と、M8程度のナットをスペーサー代わりにしてサイドスタンドスイッチに取り付けます。

 






が、一点止めなので、ストッパーがクルクル回ってしまうのです。








ストッパーをペンチで挟み、ちょっと曲げを追加します。これで、クルクル回ることはなくなります。形はいびつになりましたが。








このストパーをサイドスタンドスイッチに取り付けて、念のためにインシュロックで補強???します。
が、このインシュロックも経年変化でボロボロになった事があるので、恒久的な対策にはなっていないでしょう。将来的には鉄板からストッパーを作り直したほうが良いでしょう!!

 






割れたカウルの一部分は、欠品の部分もなくプラリペアで接続、補強しておきました。実際に折れた場所以外にも他にもヒビが入っていたので プラリペアをべっとり付けて補強してます。最終的には隠れる場所なので見栄えはどうでも良いんです。








後は組み立てるだけです。
プラスチックのポッチは以下のように取り付けます。
まずは本体だけを穴にぶち込みます。

 

ポッチの部分を穴に入れます。


ポッチが面一になるまで手で押し込みます。で、終わり。
いちいち説明する事も無いようなものですが....。






一箇所かけが見つかりました。このような部品は割れたり破損したりするのは、日常茶飯事なので、スペアを購入しておいたほうが良いみたいです。








インシュロックがなければアルミのストッパーだけが見えて見栄えもそこそこだったかもしれませんが、インシュロックのおかげで台無し。
おまけにサイドスタンドはインシュロックに当たって止まるようになっているので、いつかは切れる事でしょう!!

 






ストッパーの厚み、インシュロックの厚み分サイドスタンドが少し下がっていると思います。実用上は問題ないレベルでしょう!!






結果、エンジンをかけるのが便利になりましたよ!!








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