携帯LEDライト



バイクテールランプをLED化した時に部品を調達したオーディオQさんで昇圧回路を購入。
これは、1.5Vの電池でLEDを4連、もしくは3.0Vで12連のLEDを点灯させることが出来るキットです。このキットを使って懐中電灯を作ります。

電池2個と、LED12個、キットを納めるケースを探します。出来るだけ小さく、電池交換も容易に出来る個とが条件。
いつも電池を持ち歩き、良いケースは無いか考えていたら最初に浮かんできたのが、テレビなどのリモコン。最初から電池BOXも付いているし、サイズも色々あって割とコンパクトなやつがあればいけると思ってんですが、実際にリモコンを手にすると、結構サイズが大きいのにびっくり。中古品のリモコンはなんだか汚らしいし、サイズもちょうど良いのがなく、結果断念。

リモコンによく似た形で、結構コンパクトで、インパクトもある物が突然頭をよぎった。携帯電話だ。
折りたたみ前のタイプで昔自分が使っていたのが、まだ残っている。

タイプはdocomoのD502i

(良く見るともう完成してますが...)
裏の電池ケースバーを開けると乾電池を交換できるようにします。

まずは、中身を全て取り外します。残す部分は、アンテナの先っぽ、表面に残るスイッチ類、本体下側のコネクタ部。
その他は全て外すor切り刻んで中身を空っぽにします。

まずは電池ケースを埋め込みますが、本来なら単3×2を使用したかったのですが、携帯のサイズ上単4×2が精一杯。これでも、電池BOXの高さが少し高かったので全体に2mm程度カットしました。

次に、スイッチを取り付けます。押しボタンスイッチなどでは、いつの間にかスイッチがオンになる可能性があるので、スライドスイッチを使って頭の部分を少し削ってそうさしづらくしています。
スイッチを取り付ける箇所は、イヤホンジャックがあった穴をそのまま利用します。周囲と合わせる為にスイッチを黒く塗りあまり目立たないようにします。

でもスイッチを止めるビスが目立っていますが...

次は本命のLEDの取り付けです。いつも使用している穴あき基板にLEDを並べると、どうしても隙間が出来ます。写真でも解るように携帯の先の部分にLEDを埋め込みたいので、隙間があると12個のLEDが収まり切りません。
よくLEDを観察すると、LEDは完全な円ではなくて、一カ所(1面)のみ平らにカットされています。このカットされた箇所を合わせるとピッタリ隙間無く基板に収まります。と言うことは隣り合わせになる面を全てカットすれば全く隙間がなく、LEDを並べることが出来ます。
カットする箇所は横面なのでLEDの光量にはなんら変化は無いはずです。たとえ光量が落ちたとしても、こうしないと携帯に中にLEDが入らないので全部のLEDをシコシコ削っていきます。
   
携帯の方はLEDの現物合わせでカットします。
携帯の画面部分には雑誌の適当な写真を切り抜いて貼り付けます。
(ちなみにだれがかツーリングを楽しんでいる写真です)
後は、残りの部分に適当な基板を取り付け昇圧回路を取り付ければ完成です。コンデンサや、トロイダコイルなどの比較的大きな部品があるので、最小に大きな部品の入る場所を決めて、次に千紗な部品を並べていきます。と言うことは綺麗なパターンにする事は難しく、ジャンパー配線ばかりになっています。

とても恥ずかしくて中身をお見せする事は出来ません。あしからず。

最後に点灯確認です。キット内の可変抵抗で電圧値を調整する事でLEDに15〜18mAの電流が流せます。
最大でこんな感じで点灯します。


結構な明るさですが、電池が単4なので、どの程度の時間点灯するか解りませんが、仕事で使用する為に作ったので、電池代は会社に払ってもらいましょう!!




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