シフトインジケーターの製作と取付(GSX400S)
2018.06.09
カタナターボで有名なITOさんのブログで紹介された内容をそのままパクった内容です。
幻の7速とはよく言いますが、現状何速なのかを把握する事が大事と思ってます。
私の走りとしては、街中では3,4速で走ってます。いつでも加速が出来るようになのかもしれませんが、過去にマニュアルの車に乗っていた頃からの癖なんです。
燃費の事も考えて、6速を使うためにもシフトインジケーターが欲しかったのです。
オクを見てると汎用のシフトインジケーターが販売されていますが、スピードセンサー、回転数の情報が必要でそれなりの部品も追加する事となり、金額的にもお高くなるし、
どれだけの精度が出るのかわからないので、ITOさんの方法で作ってみます。
ますは、どうやって作るかですね。
カタナの場合、ニュートラススイッチしかないのですが、旧タイプのバイクには、ニュートラススイッチに1〜6速の情報を取得出来るようになっているのです。
なので、ニュートラススイッチを変える事で1〜6速の情報は入力可能になります。
で、ニュートラルスイッチは配線図を見るとグランドに落ちるように書いてあるので、バッテリー→Nランプ→ニュートラルスイッチ→グラント、と繋がってNランプが点灯するようになります。
7セグメントLEDの点灯方法はニュートラルスイッチと同じでグランドに接続される事で表示するようにしたいので、アノードコモンタイプを使用します。色は安直に青を選択。
ニュートラルスイッチ側の動き(ミッションの動き)が解らないので、何速がどの配線かが解らないなので、取りあえず表示装置から作ります。
簡単ですが配線図を書いてみました。
ダイオードを抵抗の下に書いてましたが間違ってました。赤丸の部分が全てダイオードで、縦と横のラインをダイオードで繋ぐ感じです。これがダイオードマトリックスと言うのかも....

抵抗7本、ダイオード33本くらいを詰め込んでます。出来る限りコンパクトに!!

半田付けをして、7セグLEDのラインと、シフトセンサー側のラインを出しておきます。

7セグLEDのいい取り付け方が思いつかなかったので、空中配線で押し付けて簡易的に固定しています。

ここまででの試し表示です。
0、1,2,3,4,5,6と全て表示します。ニュートラルは0表示としてます。

このカバー(名前なんだろう??)を開けて

ここに、ニュートラルスイッチが見えます。これをネジ2本で外しますが、エンジンオイルが漏れてくるそうなので、オイル交換時と同時期に作業してます。
車体を右に傾ければオイルを抜かなくてもOKだそうですが.....

ノーマルのニュートラルスイッチです。接点が1個と何か擦れた跡が見えますが、なんでしょうね!

取り外した方には、Oリングがくっ付いているので外します。新品も準備してますよ。

中にある丸いポッチが先ほどより下の方になっていますが、これが1速の状態です。

これが、ニュートラル。

これが、2速。3速以降はもう想像が出来ますよね。(時計方向に回るんでしょう)

Oリングはここで取り外してますね。

一番の肝心なセンサーです。
GS5500E用シフトポジションセンサーです。(古いバイクは便利機能としてシフトポジションをメーターなどに表示していたのでしょうね。
逆に今のバイクはコンピュータ制御だからシフトポジションが必要不可欠なんでしょう。
カタナやRWはその合間に出来た車体(1990年代)なので、シフトポジションが付いていないんだと思います。多分....

ニュートラルの小さな接点は同じで、1〜6速が追加されています。

新品のOリングです。(カタナ400用です)

新しいセンサーを取り付けましたが、配線の出る方がノーマルと違って、シフトペダルのロッドに接触します。
まあ、この部分はグルグル回るもんでもないので、大丈夫とは思いますが。

配線は車体右側を通って、左側にあるコネクタに繋がっています。水色の配線。

新しいセンサーの配線も、ニュートラル用と、1〜6速用で分かれているので、ニュートラルだけ接続すれば今まで通りにバイクは走らせる事ができます。

6極のコネクタには、想像で1〜6速を書いていましたが、思いっきり期待を裏切れられました。
センサーと7セグLED間のケーブルは今から作るので問題はありませんよ。

センサーと7セグLED間のケーブルは8本入りのケーブルを選んでいます。
1〜6速と、ニュートラル信号の7本の信号ラインが必要です。

ケーブルを半田付けして、

7セグLEDは適当なケースとPP材で適当にカーバーします。

裸配線をハーネステープでぐるぐる巻きにしたついでに、LEDもテープでぐるぐる巻きにしました。(いつも使う手段ですが。。。。)
黒い線が1本出ていますが、これは12V電源ラインですので、適当な電源に接続します。

ニュートラル信号(緑の線)のコネクタはノーマルの車体側と、7セグLED側の2系統に必要な為、コネクタをいっぱい付けました

ノーマルのニュートラルセンサーを付けてみましたが、あまり意味のない映像でした。

実際の配線はタンク下を通します。
新しいセンサーの配線はノーマルは車体右側ですが、距離的な問題より車体左より立ち上げます。

ニュートラルの配線を接続して、

7セグLEDの配線も接続します。

ねずみ色のケーブルが電気工事っぽく見えますが....

タンクを下したのでおまけ作業です。RWも交換しましたが、カタナも18年ぶりに交換しましょう

新品は固くはキャップが締まりません。
こんな工具も狭くて入らないし....

おまけ作業なのに、結構苦労してやっと取り付け出来ました。

シフトインジケータは、メータ下がベストポジションです。

キーの右側にも何やらありますが、これはイグニッションコイル1時側の電圧を焼く16Vに昇圧しているので、そのモニタです。だいたい15.9Vですけど。



シフトは変な位置で止まると、何も表示できなくなりますが、めったにこんな事は無いので大丈夫です。

最後のおまけ作業です。
スクリーンを新品にしました。もともと20年ほど前にフウボウ(FOBOW?)って会社の製品を買ったのですが、いつの間にか会社ごと無くなった???のか
購入できなくなったのが、昨年急に”東京風防”ってところから同じような製品を売り出したのです。
早速ゲットして部屋で鑑賞に浸っていましたが、やっとバイクに取り付けました!!傷が付くのがもったいなくて....

シフトインジケータって、今何速に入っているか解るだけの製品ですが、今まで乗ったバイクには、このような機能は無かったのですごく嬉しいです!!
で、走りですがギヤと回転数とが解るので、今まで以上になんだがコーナースピードが速くなった気がします。
実際に早くなるわけはないのですが、気分的にいい感じですよ
唯一、夜間のLEDが少しまぶしいかな!!
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