フックボルト取り付け(Vフック) (GSX400S)
2015.07.26
以前から、ずーーーーーっと、考えてました。
なぜ、カタナにはVフックの取り付けが出来ないの?
なぜ、カタナにはレーシングスタンドが使いずらいの?
でも、パンタジャッキ一個でフロントも、リアも持ち上げる事が出来るので楽なんですが、Vフックのレーシングスタンドが使いたいんです。
で、カタナを購入して早15年。情報を集めた結果スイングアームに穴を開けちゃえ!!って事です。
アルミのスイングアームなら、一番後ろが開くはずなので、穴を1つ開けて、ナットで止めれば簡単にフックボルトが取り付けられるんですが....
カタナのスイングアームは鉄製でなので、スイングアームを貫通させる穴を開けないとダメなんです。
でも、やっと穴を開ける勇気が出来たのでやっちゃいました!!
まずは、フックボルトを購入します。J−TRIPのフックボルトは色々なサイズが有りますが、フックボルトの穴は10mmが開いてて、止めるボルトが8mm、6mmの車種はスペーサで
調整するように出来ています。(バイク用品店での観察結果ですので、間違いかもしれません)
と、言う事はどの車種用を購入してもフックボルトは同じなので、8mmのネジを使用してて一番安いのを選びました。

やはり、まずはスペアのスイングアームで練習ですね!!

これぐらいの位置に付ければ、

こんな感じに、Vフックが掛かって、いいんじゃないかな!!

実際の取り付け位置を参考に寸法を出します。
穴が下すぎると、そこから亀裂が入って折れちゃいそうなので、少し上の方にしました。

まずは、下穴で3mmの穴を開けます。
外側は、簡単に穴が開ける事が出来ますが、内側の穴はスイングアームの幅が狭くドリルを垂直に当てる事が出来ません。
で、外側から一気に内側の方も穴を開けてしまいます。

フックボルトは8mmのボルトで固定する予定なので、8mmで穴を開けます。この時も外側より、内側へドリルを貫通させます。

適当なボルトで仮止めを。
なかなかいい感じに取りついてますよね!!

実測で60mmのボルトがぴったりサイズだったので、早速ボルトを購入して取り付けです。

裏のナットはたまたま工具箱にセルフロック付のツバ付きのナットがあったのでこれを利用します。(一応走行中の脱落防止も考えて)
で、これくらいの出っ張りなら、ブレーキディスクや、スプロケットには当たらないだろうと願いながら....

いつもの方法で、リアを持ち上げます。

車体を持ち上げる前に硬いネジは緩めておきましょう。このピポットボルトは、本当に硬いです。
手で緩めるのは無理でしたので、電動インパクトでやっと緩んでくれました。

リアブレーキを外して、

アクスルシャフト毎、タイヤを外します。

ブレーキボースが、しょうもない場所を通ってます。わざわざこんな枠が必要ですか?

邪魔なので取ります。ペンチでクネクネするといつかポキッと折れます。

リアショックを外せば、スイングアーム取り外し準備完了です。

では、スイングアームを外します。うすうすは感じてましたがね....

リアキャリパーはこの穴を通らないので、マスター側を全部外して抜けるように出来ました。ブレーキホースを外すのは嫌ですからね!!

フックボルトを取り付けたスペシャルスイングアームを取り付けます。見た目はほとんど変わりませんが....
よほど良く見ないと解らないような改造ですね。

スペアのスイングアームにもブレーキホースを通す場所がありますが、今回のブレーキボースはスイングアームの外側を通します。
どこにも接触はしないし、今後メッシュに変える時も楽ですから!!

ブレーキディスクにも、

スピロケットにも、余裕で接触はしていませんよ。

全部組立完了。出来上がりです。

良い感じですが、何人の人が気が付く事やら??

フックボルトとマフラーとのクリアランスも十分です。

これがしたいが為に、構想期間数年、作業準備1日、実作業1日かかりました。

レーシングスタンドでも、

クリアランスは、

十分にあります。全く問題なしです。

このフックボルトはヨシムラマフラーはOKですが、やはりノーマルマフラーは無理です。
まあ、ヨシムラがノーマルマフラーみたいな物ですけど...

そろそろ、ノーマルのチェーンも交換が必要かな!!

おーわり!
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