フロントカウルの補修&穴埋め



ヤフオクでフロントカウルをGet。しかし、左側のカウルにはこけたときのダメージと思われる割れ、ゆがみがありそのままでは使用できません。
(現在のフロントカウルは何も問題の無いので使う必要も無いのですが)
一番やりたいことは、ウィンカー用の丸穴を埋めて、ウィンカーを移設したいのです。(1135Rみたいに)
そこで、安価なボロカウルを購入し練習がてら修正or使用しようかと思っているのです。

まずは、丸穴をどうやって埋めるかです。
 1.FRPを裏からあてがいパテで埋める。
 2.丸穴と同じ大きさの板を作って接着させる。(当然パテ修正有り)

と、この2案があがったのですが、FRPは純正カウルのABS樹脂には愛想があまり良くなさそう。(いろいろなHPを見たがいいことが書いていない)でも、プラリペアを使う方法のHPがたくさんあり、この方法を採用することにしました。

と言う事で、当然丸穴を隠すために同じ大きさの板(?)が必要で、切る、曲げるが容易で強度もバッリチ必要と思い、ホームセンターをプラプラしていると、アクリル板がありました。180度で変形が可能で、カットするのもジグソーで簡単そうなのでカウルと同一の厚み3mm板を購入。
早速丸い板のカッティング。どうせ最終的には隙間をパテ埋めするので適当でと思っていたが、以外にもぴったりサイズができあがり。後は丸穴の周囲のカーブに合わせて曲げるだけ。

まずはオーブンで180度予熱を行い。その中に入れること1分。チーン!!と鳴ればほどよく柔らかくなっているので曲げに入ります。でもどの程度の曲げが必要なのか?適当なあて板があるのか?いろいろ考えましたが、やっぱりほんまもんのRが一番と思い、実施のカウル(ウィンカーの近く)に押し当ててRを再現。結構いい感じに曲がり、パテ埋めも必要ないかも!!って思われるほどのできばえ。

さっそく、プラリペアの出番。まずは接着する面をV型にカットし接着の付きを良くします。(説明書に記載しているので良く読んで。ここでは接着と書いたが本当は化学結合するそうな)接着の方法は2種類あるらしく、1つ目が、液体を粉の上に落としボール状の物を作って、接着したいところに持っていく。2つ目が、接着したいところのVかーっとのところに、粉をぱらぱらと振りかけて、後より液体を上からぽたぽた落としてやる。

今回はカウル(右)をボール状方法、カウル(左)粉ぱらぱら方法をやってみました。できばえは、粉ぱらぱらの方が仕上がりが綺麗で作業事態ももスムースに進むことが解りました。でも、ボール状タイプでないとできない箇所もあるので使い分けが必要です。


カウルの状態。右側には事故の傷跡が
割れの裏側をV字のカット
カウル右側の割れ修正と、穴埋め箇所
カウル右側のパテ埋め。グレーが厚塗り、白が薄塗り用
カウル左側の穴埋め箇所。粉ぱらぱらタイプで作業。仕上がりはちょっと綺麗
カウル左側のパテ埋め。

この後、ちゃんとラインがでるかどうか????

パテ埋め完了後、1昼夜乾燥させ面出し。左カウルは穴埋めだけだったので面出しはすぐにできたが、右カウルはへこみ修正もあるので、なかなか面出しができずに、何度もパテ盛りを繰り返し。最終的に綺麗な面出しは出来ずに、初挑戦と言うことで今回は妥協してしまった。

プラサフ塗り作業で、ちぢみが発生。カウルの地肌が露出した部分にちぢみが... 
プラサフはABS樹脂OKと書いてあったので、あえてPPプライマーは塗らなかったのですが、やはりプラスチック樹脂地肌にはPPプライマー(バンパープライマー)を塗るのが良いみたいです。(アンダーカウルはバンパープライマー塗り、プラサフを吹いたので縮みの発生は全くなし)
あとは、本塗りを残すのみ。

400カタナのガンメタは、デューングレーメタリック(28C)ですが、どこのメーカからも発売されていません。以前より使用していた、HoltsのMINIMAX(特注色作成)で日産の”034”で、フロントフェンダー、リアカウルを塗りましたが、今ひとつメタリックが少なく、フロントカウルにはむかないと判断し新たな色探しへ。

Holtsの特注色は色見本よりデューングレーメタリックににたような感じの色を探し出すのですが、なかなかぴったり合う色はありません。前回よりも少しはメタリック調が似ている”ホンダのYR78M”を選択。メタリックの感じは良いが、色はやはり少し違う。95点程度です。  (しかし、今回はHolts製品に問題が有り、soft99の調合ペイントを再購入しました。)

  ※特注色作成とは、あまりにもマイナーな自動車車体色は製品化されていないため、このシステムで制作が
    できる用になっいるのです。Holtsでは、色見本の中より選択できますが、soft99の方は色見本が無く色
    番号のみで指定のため、色を探す場合はHoltsの方が良いです。
    しかし、Holtsには決定的な問題点が。

フロントカウル一式(以下写真の5点)をすべて塗るので、タンクとカウルの境目が目立つがどうかは解らないが、最終的に組み付け後、色違いが目立てばタンクも塗ろうかな???以下写真のNo.9(センターカウル)のみ色の感じを見るために、すでに本塗り完了しています。


プラサフ済みの右カウル
プラサフ済みの左カウル
プラサフ済みのアンダーカウル
塗装済みのセンターカウル


やっと完成。
色的には90点、塗装技術90点、パテ盛り100点: 総合95点
使ったももの
1.プラサフ 2本
2.耐水ペーパ 多数
3.本塗り色(3本+1本)
4.クリア(4本)
5.マスキング(曲面タイプ)
6.各種磨き材

合計は、計算したくないのですが、16000円程度になりました。
カウルと合計で20000円弱となり、安く済んだのか疑問です??

現在は、カウル修正と同時にウィンカー移設計画も進行中!!

塗装済み右カウル(ゆず肌状態) フラッシュ撮影
塗装済み右カウル(ゆず肌状態)
塗装済み右カウルアップ(ゆず肌状態) フラッシュ撮影
塗装済み右カウルアップ(ゆず肌状態)
塗装済み左カウル(磨き済み) フラッシュ撮影
塗装済み左カウル(磨き済み)
塗装済み左カウルアップ(磨き済み)
完成(右側)    フラッシュ撮影
完成(左側)    フラッシュ撮影
完成(上側)    フラッシュ撮影

スクリーンとエラを移植し、実車に取り付け。

よく見るとやはり色の違いが解るが、何も知らない人が見れば何ともないレベルだと思う???ウィンカーは簡単なステーを製作しラジエターに取り付け。(仮なのでアルミ地肌むきだし)
当然前回ポジション付きのウィンカーにしていたので、今回もポジション付きのウィンカーを取り付け。正式なウィンカーステーは次回に持ち越し。

あとラジエターに直接取り付けているので、熱が気になったが走行時には風が当たるので全然あつくはならない。でも止まっているとラジエターの熱がだんだん伝わってくるのでちょっとは熱くなります。この点は、パソコンでよく使う放熱フィンでも取り付けようかなと思っています。

車体左側 前方遠目より
   遠目では色違い間全く解らない
車体左側 前方近めより
   カウルと、タンクの色がちょおっと違う??
   ラジエターにアルミの板が見えるがこれが
   ウィンカーのステーです。
車体右側 前方遠目より
車体右側 前方カウルのアップ
   アップになるとやはり色が...
   ラジエターにアルミの板が見えるがこれが
   ウィンカーのステーです。
車体右側 後方カウルのアップ
車体左側 後方カウルのアップ
車体正面
車体正面 ハザードが点灯した瞬間


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