チェーン、スプロケ交換 530コンバート
リアホイールを交換したついでに、スプロケ、チェーンも交換します。一気に足元がリフレッシュされます。
ノーマルのチェーンは532です。530にコンバートする理由は全く何もありません。軽量化とか、使用したいサイズが無いとか。
ただ、コンバートと言う響きに引かれたのです。
でも、同じコンバートなら525くらいにしても良かったのかもしれませんが、実績も聞いた事がないので定番な530を使用します。
ちなみに、520,525,530,532はチェーンのピッチは同じです。
520,525,530は幅が違うのです。
で、530,532の違いは、ピッチも幅も同じなんですが、中のローラーの径が532の方が大きいのです。これは、チェーンとスプロケットの接触面積を
増やすことで磨耗の耐久性を上げたものです。(違ってたらしてき指摘してください)
(実測ですがローラーの径は、532:11.0mm 530:10.3mmでした)
なので、532から530にコンバートするとちょっとは軽くなるかもしれません。
細かく写真を撮りすぎて長くなりましたが、お付き合いください。
金色はちょっと派手そうなので少しノーマルチックな色に。
本来ならステルス(中心部はアルミで、歯の部分が鉄?で出来てるちょっと派手なやつ)が欲しかったのですが、今は取り扱いがなくなったのか?探しても見つけられませんでした。
歯先の減り具合を良く比較しますか、今回は歯の形状が違うので減りは判断できませんが、一応。
久々の計量ですが、
ノーマル:1123g サンスター:385g
738gの軽量化になりました。
新しいホイールに取付です。取り付けボルトも新品に変えてます。
最初にリアスプロケットを交換したので順番が狂ってます。
ホイール交換と一緒に作業しているので、ホイール主体になってしまいました。
チェーンが邪魔なので切ってしまいます。
DIDチェーンカット&リベットツール「かし丸君」を使用します。
チェーンカット工具を使っても、カシメの頭をサンダーで削りとる人もいますが、そんな面倒なことはしません。
そのまま”かし丸君”でカットします。
手で工具をセットできる所までセットしてズレがないかを確認しておきます。
”かし丸君”だけでも良い値段するのですが、これを使うには27mmと19mmのメガネが必要です。19mmはまああるとしても、27mmのメガネなんて持ってません。
ストレートでも、へぼいメガネでも1000円程度、ストレートと刻印されてツルツル仕様になるともう少し値段が上がります。今使用している、ストレートのメガネセットと
のバランスを考えると高い方を。
メガネを2本かけてピンを抜きます。
半分くらい締め込んだ状態で、工具を外してみるとピンは抜けかかってますが、まだまだです。
最後まで締め込むとコロ〜ンと、ピンが抜け落ちます。
当たり前ですが、綺麗にカットできました。
チェーンがないとすっきり!!
値段の関係もあり、シルバーのXWリングです。ノーマルが114リンクなので、120リンクを購入です。
ノーマルチェーンと、新品XWリングです。
ノーマルチェーンはエンドレスタイプ。カシメ部分が無い。ど純正。新車時から付いてるチェーンです。
カシメ部分が無いので、注油する時など目印が無くて困るんです。
でも、固着してる部分はありませんでしたが、異常に軽くなってる箇所が数箇所あったので、ここはOリングが逝ってるんでしょう。このまま放置していたら固着するんでしょうね。
今回の交換タイミング(17年目)は良かったのでは。
新品チェーンは、インナープレートが2つ出てて、その間をカシメ用のアウタープレートでジョイントします。
先にも書きましたが、ノーマル114リンク。これって何が114なの?で、数えました。
ノーマルを数えると、インナープレート、アウタープレート、両方とも57個でした。
で、webで調べると、リンクとはインナープレートのピン2本で2リンクとなるそうで、インナーリンクが57個あったので×2=114リンクとなります。
新品チェーンは両端がインナーリンクとなる必要があるので、矢印の場所のピンを抜いて114リンクとなります。
数を数えると、インナーリンク:57個、アウターリンク:56個ですが、カシメ用のアウターリンクが+1されるので計57個となります。
”かし丸君”をセットしてカットします。
順調に抜けて、最後にはぽろっとピンが抜け落ちて完了です。
カットした後でもアウタープレートに傷も無く綺麗な状態です。
XWリングです。3箇所のリップは見えますが、その中にある内部グリースプールにはほとんどグリスが入っていないような????
中のグリスが漏れなければいいので、XWリング部にグリスが無くても良いのは良いのですが....。
532(下)と、530(上)。パッと見た目では違いはほとんど解りませんね。
カット完了し交換準備完了です。
ドリブンスプロケットは派手さも無く全くの普通ですし、裏表も無いような感じです。
サクッとサイドカウルを外して、クラッチ、スプロケットカバーを外します。
お約束通り、オイルの固まりだらけです。当然カバーの裏面にも。
パーツクリーナーをぶっかけながら、擦って汚れを綺麗に!!
ここからが一番の問題です。
ドリブンスプトケット532、リアスプロケット530、チェーンは532は再利用不可(カシメが無い為)、530はカシメれば使用可。しかし、ドリブンが532なので530
のチェーンを付けるのは気が引ける。と言うことで、リアタイヤ、リアブレーキを利用してナットを外す事は出来ないわけで。
まずは、ギヤを5速まで入れます。エンジン側の抵抗が増えるように。
この状態で小さなボルトは外れましたが.....。
メインのナット32mmです。この作業の為にソケットを購入済みです。
ソケットをセットして回すと、エンジンが回ってしまうんです。ナットは全く緩む気配はありません。ちょっと想定外です。
久々の登場です。ACインパクトレンチです。AC直結なので使いたい時何時でも使用できるので便利です。
さすが、インパクト。バリバリバリーーーー。で速攻で緩みます。
やはり便利な工具はあるといいです。作業がはかどるし、無駄な時間がかかりませんから。
外したドリブンスプロケットですが、汚れ錆びはありますが特には。磨耗もそこそこなのかな?
新旧比較。するまでも無いような。だから重さも量ってません。
これも、お約束的な歯先の比較です。
32mmのナットです。ワッシャーがあるので、曲げて周り止めでもと思いましたが、厚すぎて曲がりません。
一応セルフロックナットにはなっているのですが、これだけで大丈夫なの?
走行中に外れたら大事故だよ!!
ドライブシャフトにスプロケ、ワッシャーを入れます。が、まだ、スプライン部が見えます????
ナット側の裏側が削られていて、逃げが出来ているんです。
ナットに青色の物質が付いてます。これはネジロックでは。
ネジロックを付けて、ナットを仮止めしておきます。
やっと、新品チェーンの出番です。
本来なら、古いチェーンと新しいチェーンとを繋いで、くるくるっとチェーンを入れ替えれるのですが、今回は全て手作業でチェーンを通します。
特に面倒な事も無くすんなりチェーンを取り付ける事が出来ます。
グリスまみれのジョイントプレートと、XWリング*4個です。
XWリング2個を取り付けてチェーンを繋ぎます。
反対側にもXWリングを取り付けて、
プレートを付けます。ここでは圧入では無く、グリスのべっとりで張り付いてます。
”かし丸君”をセットしますが、プレートが落ちたり、リングが落ちたり結構面倒です。
半分圧入した所です。
”かし丸君”の説明書を読んでもどこまで圧入するのかよく解りません。なので、横のアウタープレートの幅と同じになるようにノギスで測定しながら圧入します。
圧入が終われば、カシメます。
当然カシメ量もわからないので、隣のピンのサイズと同じ程度になるまでカシメます。
ノギスを片手に圧入したり、カシメたり、ちょっと面倒です。
カシメ部分も綺麗になってます。
”かし丸君”を購入する前は、南海部品のツールを使ってたんです。この中には、カシメ量をチェックするプレートがあるんです。
これをカシメた部分に合わせて入らなかったらOKなのです。
でも、このプレートの隙間はカシメる前のピンのサイズと全く同じです。少しでもカシメていればこのプレートではOKになるんです。南海、アバウトな工具だな!!
もう作業はほぼ完了です、チェーンを張れば......。
Cリングが1個なくなってるし、もう一個は広がりすぎてブカブカ状態。手持ちも無かったので一っ走り購入です。(こんな時に便利なスカブです)
ある程度チェーンを張れば、スタンドを外します。
32mmのナットを本締めします。ギヤを入れて、バイクにまたがり、リアブレーキを踏みながらレンチで締めます。
頭についている小さなボルトにもネジ止めを塗って締めこみます。これが抜け防止になっているのか?????
新品時に付いている白いグリスを拭き取って、チェーンがバーを付ければ完了です。
今回の目玉は、32mのナットをどうやって緩めるかです。ここさえクリアできれば後は全く問題ないでしょ!!
足回りが一気に変わりました。結果的には大満足です。
チェーンが新品になったお陰か、押し歩きが軽く感じられます。
スプロケの軽量は全く感じられません。
計量ですが、
スプロケットで、−738gの軽量ですが、
チェーンは、
ノーマル:2.4kg RK:2.6kg
って、意外と重いのですが......、0.2kg 200gの増量です。
トータルで、−538gの軽量となりました。
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