冷却水・クーラントの交換をしてみた。





2020/5/1
GSX-R1100で初めての作業となる、冷却水・クーラントの交換をやってみます。

冷却水・クーラントの交換となると問題点が2つ。

1つ目は、冷却水・クーラントをそのまま捨てたらダメだそうです。10年以上前は何十倍にも薄めると捨ててもOK的な話があったと思うのですが、今?はダメみたい。
2つ目は、エア抜きをする際にエンジンを回しっぱなしにしないとダメな事。まあまあな住宅街で五月蠅いマフラーでエンジンを回しっぱなしにするのは、ちょっと気が引けます。


今回は、廃液はボロ布に吸わせてゴミとして捨てますし、マフラーも車検対策でノーマルのように静かになっているので、やるなら今がbestな時です。

さぁ、やってみましょう!!






まずはタンクを外して、ラジエターキャップを見ます。
これは、去年頃に変えているので今回は交換しません。

 






キャップを外すと、クーラントがみえます。錆び錆びの茶色でなくて良かった!!








ではクーラントを抜きますが、ドレンボルトがみ当たりません。サービスマニュアルにも書いてないようです。
なので簡単にラジエターとエンジンの間のホースを外してクーラントを抜きます。








パイプが途中で連結されているのが前期タイプで、この連結部より抜きます。
やっぱり、溢してしまいますよね。

 






リザーブタンクの中身も出し切って、綺麗にします。
抜いたクーラントは、透き通った感も無くて、どす黒い緑で約15年の歴史を感じます。








クーラントを抜いた、ラジエターとエンジンのの間のホースです。
なぜか、前期型はホースが途中で継ぎ足してあります。何の意味があるのか?全く解りません。








たまたまですが、中古の後期型のホースが手元にあったので比べてみます。
形状はほぼほぼ同じで、1本物に変わっているだけみたいです。








後期タイプのホースを取り付けると、何も違和感なく取り付きました。
いつかホース類をリフレッシュする時は、後期タイプでもOKです。値段も少し安くなりますから。








クーラントはWAKOSを何となく選んでいます。

 






神戸では真冬でも0℃以下になる事はないので、30:70でも問題は無いと思いますが、取りあえず計算が楽な50:50にします。








マニュアルではクーラントの量が2450ml、約2.5リットルとなっています。
なので、1200mlずつ入れようと思っているのに、勘違いかクーラントの量が少ないですです。まあ、気にするレベルではないですね。

 






クーラントを入れる時のあるあるですが、最初はドクドク入るので調子に乗って入れていると、すぐに溢れてくるんです。

 






クーラントを取りあえず一杯まで入れた後は、エア抜きをします。
当然エンジンをかけるんですが、サブタンクでガソリンを供給しながら、クーラントの液を足し入れる方法で面倒です。
この経験を生かしてか、後期型はラジエターキャップが車体の右側に出ているので、エア抜きは楽に出来るようになってます。うらやましい!!








リザーバータンクにもクーラントを入れて。(ここでも溢していますけど)








エア抜きを始めます。最初の水温は約40℃です。

 






エンジンを回して、しばらく経つとクーラントがだんだん上がってきます。
本来なら、クーラントの面が下がってクーラントを追加すると思っていたのですが....そのまま、溢れてしまいました。

 






溢れた時の水温は、約54℃。サーモスタットが開く温度でもないですし。








何回やっても、同じようにクーラントが溢れてくるので、エア抜きは諦めて終了します。
走行後にリザーブタンクをみて、量が減っていたら追加するようにしましょう。

 






とりあえず規定値内まで入れて終わりです。





クーラント交換後に走行しましたが、温度の上昇は交換前と同じような感じです。エア抜きが出来ていないのが悪いのか?こんな物なのか?良く解りません。


まあ、定期的に交換する作業をしたって内容ですが、これからの夏に向けての準備にもなったと思います。






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