ヘッドライトオートディマー(調光器)装置

+ ウィンカー常時点灯装置取り付け





ヨシムラデジタルテンプメータ取り付け後、思っても見ないことに気が付きました。

それは、アイドリング時に電圧が急激に落ちる事です。なんと、11V〜12V程度まで。バッテリィーはバイク購入時に新品へ交換しているため、バッテリーの寿命は考えられません。回転数を2000rpm以上にすると正常な14.7V程度を示します。

もしやと思いライトスイッチ(標準装備)でライトをOFFにすると、電圧は上がってきます。やはり、55Wを2灯つけていると電力消費は激しいようです。(当たり前の話ですが)

インターネットでニュートラル時にライトを自動でOFF(減光)する装置を探しましたが、”じわーっとリレー”なる商品が見つかりました。 しかし、いろいろなHPを見ている内に販売中止になったなどと書かれていたり、不安になりメーカに直メールしましたが、返事は一切無く、倒産したのかアドレスが間違ったのか購入するすべが全く無くなりました。

また、どうせヘッドライト廻りを触るのなら以前よりやりたかった、ウィンカーポジション化も同時に検討していました。こちらの方は、Yahooオークションや、一般企業などからも販売されているので、いつでも手に入る事は分かっていました。

ヘッドライトは走れば走るだけバッテリーに負担がかかるのでどうかしなければと、いつも考えていました。この時”バイクDEポレポレ”と言うHPにたどり着きました。
内容は自分が考えている機能が全て入っており、約8000円程度で製作可能と言うことで、即チャレンジしてみることにしました。

まずは、バイクDEポレポレさん製の特徴として、

ヘッドライト関連
 @ライトの光量アップ
 Aニュートラル後約3秒後に減光開始
 B減光量は可変抵抗で変更可能(完全消灯も可能)
 C減光装置のキャンセルスイッチ付き
 Dニュートラル以外のギヤに入れるとヘッドライトはすぐ点灯

ウィンカーポジション関連
 @シングル球のままでポジション化可能
 Aポジション時の光量変更可能
 Bウィンカー動作時はポジション機能が解除(車検対応)
 Cウィンカーよりポジションへは3秒後に復帰


と、まあ良いことずくめな物ですが、以下内容を変更しました。

 @ライトの光量アップは、HIライト時にはバッテリーよりダイレクトに電源を供給する機能でしたが、今回はHIライトには特に不満は無いので、機能削除とします。
 Aウィンカーよりポジションへの復帰に3秒かかるのがちょっと長い気がしたので、コンデンサの容量を少なめにして少し短い時間でポジションに復帰するようにしました。
 B図面通りに作ったつもりでしたが、ニュートラルに入れた後0.5秒程度で減光してしまいました。ここでも、コンデンサの容量を変更して約3.5秒後に減光するようになりました。
 C本来の設計はライト1灯車用でしたが、ライト点灯用FETが45Aまでの容量があるので、あえて何も変更せずにライト2灯用として製作しました。




ユニットの完成です。全てコネクタで接続出来るようにしています。

H4コネクタオスメス2セット=車体ハーネスよりローライト信号(1本のみ)、グランド(各1本)をユニットに引き込み、ユニットよりローライト信号(各1本)、グランド(各1本)の計4本を出力。HIライトはユニットを経由せずにコネクタ間で接続。
6Pコネクタ=メイン電源バッテリーより。途中に15Aヒューズあり
4Pコネクタ=左右のウィンカーの電源イン/アウト
2Pコネクタ=ポジションよりの電源+ニュートラルスイッチよりの電源
(ニュートラルスイッチは走行時12V、ニュートラル時0Vとなる箇所より)

取り付け後のテストにてポジションONにてウィンカー用のリレーが勝手にカチカチと動作不良がありました。バイクDEポレポレさんのHPをよく見ると左右のウィンカーのグランド線が必要となり、実際にはさらに2Pのコネクタが追加され、ウィンカーのグランド側へ接続しています。
大きさはたばこより一回り大きいサイズです。
黒い突起が3つ見えますが、これは各種キャンセルスイッチで防水カバーを取り付けています。
ニュートラルスイッチの取り出し箇所です。ニュートラルランプ(インジケータ)と、サイドスタンドリレーの間にあるダイオードの突き合わせ後の信号ラインに接続しています。実際にテスターで電圧を確認しましたが、走行時12V、ニュートラル時0.5V程度ありました。
ニュートラルスイッチの取り出し箇所を裏から見たところです。エレクトロタップを使用するのはあまり好きでは無いのですが、場所が狭くコネクタを間に追加する事も出来ずに仕方なくやってしまいました。
メイン電源接続です。赤いカバーある方が当然+側で黄色い配線につながっているのがヒューズホルダーです。
電源廻りの作業時には必ず、−側を外しましょう!!
ユニットの装着場所です。フルカウル車ですが、なかなかユニットを綺麗に納める場所はありません。仕方なくこの位置に決定し全てのケーブルを配線していきます。
ユニット下部のゴムシートで巻いてある箇所はコネクタの固まりです。コネクタは白く目立つのでとりあえずカバーしています。
まだ、減光量の調整があるので白いバインダーで仮止めです。
たまたま以前に作成した青色LED(3個)が余っていたので、ポジションと連動して点灯するようにしてみました。下から見ないと見えませんが.....
ちなみに、超高輝度LEDを使用していますが、LEDの先端を削って広角仕様としているので光りが弱いように見えます。
PM3時頃、曇りのち晴れの日の日陰での撮影です。
ヘッドライト減光状態、ウィンカーポジションも減光させての点灯状態です。
昼間ではちょっと暗いかもしれません。
同時刻
ヘッドライトON(FULL点灯)状態です。
一応バルブは、H4タイプでHID色の4700ケルビン??です。

ヘッドライトが明るすぎるのか、周辺が暗く写っています。
ウィンカー点灯時です。点灯状態はFULL点灯です。
夜間の減光状態です。
夜間のFULL点灯状態です。

ヘッドライト上部のポジションが少し黄色いのが気になるので、
後日LED化にチャレンジします。

軽量化が目標なのに、またもや重量増加となってしまいました。+285gも...


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