テールランプのLED化





最近のバイクでも、テールランプはLEDとなってますが、当然自分のバイクにはLEDなんて付いていません。
電球をLEDへ変更する方法は、電球のみをLEDタイプに交換する方法と、基盤にLEDを並べて数十個のLEDを点灯させる方法の2種類に分かれると思います。
まず、電球交換タイプだと、購入金額が割と高く、LEDの個数が少ないので値段の割には暗く感じる。(狭いところにLEDを密集させる必要があるので自作はするには多少の技術が必要)
基盤にLEDを付けるタイプは、当然自作となるのでLEDの個数、タイプが自由に選べる。当然明るさも自由自在。 しかし、LED、定電流ダイオード、基板を考えると結構な金額となってしまう。

でも、自作派の人間にとっては、電球のみLEDにポンと交換なんてあり得ません。当然1から作っていきます。

ここで、問題となるのがスモール点灯時と、ストップランプ点灯時の明るさの変化をどうするかです。
一般的には、LEDの点灯個数で変化をさせる人が多いですが、この方法だと見栄えが悪く、スモール点灯時がスカスカ状態になると思い、却下しました。

今回は、LEDの勉強でよく拝見させて頂いている、オーディオQさんのHPにあるパルス幅変調式LED減光用部品セットを使用します。金額的にもそれほど高価ではないので良心的なセットです。この、商品は動作は、LEDに流れる電圧をパルスに変換し、そのパルス幅を変化させてLEDの明るさを変化させるのもです。

入力は3線(スモール、ストップ、グランド)で出力は2線(LED用の+とグランド)です。しかし、バイクのテールランプにはほとんどと言っていいほど、ナンバープレート用の照明が付属しています。
したがって、LED減光回路ユニット内にナンバープレート用の+線を一本追加させる必要があります。(ただ単にスモール入力の線に一本線を継ぎ足すだけですが...)

以前作製した、ヘッドライトディマー回路と原理は同じです。ただ、制御出来るランプもしくはLEDの電流容量が違うだけです。


LEDを埋め込む為の穴を開けます。基板を取り付ける場所、補強の場所をのぞき最大限に大きな穴を開けます。ますは、写真右のみ
表から見るとこんな感じで、大穴が開いていることがわかります。
左右同じように穴を開けます。
開けた穴より一回り大きなサイズの基板を切り出します。テールランプ消灯時には黒っぽく見えるように、基板を黒で塗装しています。(当然LEDを付ける前にですよ)
片側27個の赤LED(台湾製の13000mカンデラ)で、左右で54個。
テールランプの照明用に基板をホットボンドで固定して、白LED(台湾製の13000mカンデラ)を6個。
LEDの接続は
赤:+電源->CRD(15mA)->LED*4->グランド
白:+電源->CRD(15mA)->LED*3->グランド
これが、パルス幅変調式LED減光用部品セット(基板、配線、入れ物は付属しません)です。可変ボリュームで通常時の明るさを調整します。ブレーキ時はFULL点灯になります。
ナンバープレートを照らすLEDは常にFULL点灯出来るように回路をちょこっといじっています。
車体に接続するコネクタを取り付け、全ての部品を配線しています。
いつもの様に裏面は恥ずかしくてお見せできません。
クリックすると、通常時<->ブレーキング時が交互に表示されます。
カメラの露出?の関係上LEDの明るさはあまり変化せずに、周囲明るさが変化してい見えます。
白LEDは全く変化はしていません。(実際には...)
できあがった基板をホットボンドでランプ本体に取り付けます。ちなみに何かあってももう分解は出来ません。
この画面もクリックすると、消灯、通常時、ブレーキング時が交互に表示されます。
ここでも、露出の関係上....
実車に取り付ける前に、通常時の明るさの調整をします。だいたいこんな感じかなってくらいで、OKです。
クリックすると、通常時<->ブレーキング時が交互に表示されます。
実際にLEDテールランプを取り付けています。FULL点灯状態で光らせています。
ナンバープレート用LEDもちゃんと点灯しています。明るさもたぶんOKでしょう??

今回はやっと軽量化に成功しました。ノーマル335gで、LEDテールが260g−75gの減量となりました。
あんまり変化ないけど.....

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