レーダー探知機取り付け





真冬まっただ中に珍しい、ぽかぽか陽気。平日だが、カタナのユーザ車検の為に車検を受けに。
もうユーザ車検も手慣れた物で、一番乗りの一発合格。1時間もかからず終わった。そのまま家に帰るが、R1100に久しく乗っていない。おもむろにRのカバーを外し、暖気運転。ぽかぽか陽気だが、水温は冷え冷え。約30度程度まで暖気する。
その後は、ゆっくり入りながら50度くらいまで、我慢の走りをする。

50度を超えたあたりから、スロットルON。さすが、155ps、230kgの車体もなんなく加速させる。
このまま気分は200kmと思いながら、アクセルをゆるめる。信号待ちだ。

どこ行く当てもなく、以外にもゆっくり軽快に走る。
片側2車線のベイサイドタウン内の新しい道を走っている時に、前方に車が団子状態で走っている。
何も考えずに、団子のど真ん中をスイスイと軽快に抜いていった。気持ちは最高!!

しかし、前方に赤い棒を持ったオッちゃんが!!

ん??

一瞬何が起こったのかわからない。スピード違反をしたつもりもさらさらない。
しかし、止まれの合図で、道路脇に停止停止させられた。
やっぱり、スピード違反か?
話を聞くと、56kmと書いてる紙を見せられる。
免停、講習、罰金が頭をよぎる。でも、そんなにスピードは出していない。

良く考えるとわかるはず。これは実際のスピード。たった6kmオーバー。
これじゃ違反にはならないでしょ!!
と、思いきや40km制限の道路らしく16kmオーバーだった。

前置きは、ここまでとしてバカっぱやバイクにはやっぱりレーダー探知機はいるぞ。車にも乗るし、バイクもいっぱいあるし。

まずは、必要とする条件と機能は、
1.1台で車、バイクに取り付けられる
2.取り外し、取り付けが簡単に
3.機能的には最新モデル(GPS、カーロケなど)
4.GPSデータの書き換え等もある為、メーカの保証が受けれるように本体は無改造
5.バイクで使用する時は、音声、アラーム音がヘルメット内で聞こえる
6.太陽電池で充電動作可能なこと
など、

まずは、バイク専用品から調査開始。
バイク用では、現在2種類が販売されている。
1台は、本体のみの構成で、アラーム音はイヤホンジャックが付いているので、イヤホンをメットへ引き込めばOK。しかし、機能がしょぼすぎる。こんな機能で意味があるのかと思うほど。
2台目は、本体と、LED表示部が分割タイプで両方固定する必要がある。アラーム音は無線でへメット内のスピーカより聞こえるらしい。バイク用では、やっぱり車には役不足となる。しかし、多少でも防水処理されているので心強い。

車用では、多種多様。最新モデルでは必要と思える機能は全てそろっている。しかし、問題として防水処理されていない。イヤホンジャックが無いのでメット内でアラームが聞こえない。
防水処理は、雨が降っている日にはねずみ取りはやっていないし、スピードもあまり出さないのでたぶん大丈夫。もし走行中にスコールが降ったとしても、レーダーをカウル内に装着すれば、多少の雨も大丈夫のはず。

一番大きな問題が、アラームをどうやってメット内で聞くようにするか?
これは、レーダーを購入してから考えるとする。

レーダーを色々検索した結果、オーバックスドットコムにて、サンヨーテクニカ製の無線GPSカーロケ対応品が2万円ちょっとで購入できた。
使った感じでは、良くしゃべるし、ピカピカ光り過ぎ。周りの人がびっくりするくらい。も一つ問題が、太陽電池のみでの動作は可能だが、GPS受信の頻度が下がる。この影響で低速時のアラームカット機能が使えない。これは大問題。信号待ちや渋滞でうるさいのはレーダーの電源を切ってしまう元になる。
そうするとだんだん使用頻度がさがる。悪循環である。
そうすると、常に電源の供給が必要なのだ。

実物の方は、良く見ると裏側にスピーカが見える。
早速カバーを外してスピーカ部分を眺めていると、いきなりスピーカコードが基板より外れた。やばっ!!
最近の基板は面実装部品ばかりで、手軽に半田付けするのも困難な状態。でも直さないと、音が鳴らないので致命的な問題です。
仕方なく、手をふるわせながら修理。数分後部終了。見た目もばっちり綺麗な仕上がり。

本当は、レーダー内部でスピーカとイヤホンとを接続するコネクタを新たに追加し、使用場所によってコネクタを繋ぎ変える様にしようと思ったが、コネクタを埋め込むスペースが無く断念。
いとも簡単に、最後の手段と思っていた方法を実践する事に。

これは、スピーカから出た音声、アラーム音をマイクに入力させ、その音をメットに埋め込んだスピーカで再生させること。
内容的は簡単そうだが、どうすれば良いのかわからない。いろいろなHPを検索しまくって探し当てたのが、EK JapanのELEKITと言うキット商品。いろいろなキットを組み合わせる事で、マイク入力、スピーカ出力の現実味が出てきた。

1つは、FMトランスミッターを使って音声を無線でメットに飛ばす。しかし、メット内にFMラジオを埋め込む必要があり、サイズ的に不可能。
また、トランスミッターの発信周波数は多少の変動があるらしくいつも同じではなく、FMラジオの方でチューニングが必要である。=却下

2つ目は、普通にマイクで入力して、LINE出力レベルまで出力をあげて、さらにアンプでスピーカを駆動させる。当然全て線(コード)での接続になるが、これが一番無理が無くできあがると信じて、いざ開始。

商品名は、
【コンデンサマイクユニット】AP-207、【マイクアンプ】NT-5、【380アンプ】NT-10、【薄型スピーカ(27mm)】AP-204となる。
当然この順番に接続する。

これだけの物を入れる入れ物は、したの写真にあるような、レーダー音声遠隔拡声装置、通称ドッキング君。
ドッキング君を強力マジックテープで取り付け、レーダーのスピーカとマイクの位置が合うように。できあがりは非常にいびつな感じになったが隠れる場所だからいいか!!
後は、少しでもカゼ切り音が入り込まないように、スピーカ周辺をスポンジで囲って、ゴムのラバーで振動もカットさせる。

サンヨーテクニカ製 DCL-G787FS カーロケGPSソーラー
最近のレーダーは多彩な為、ボタン類もいっぱいあります。ちなみに、サンバイザーに取り付け可能な為、フラップが開くようになっています。
フラップ内にはGPSアンテナ、太陽電池が内蔵
真ん中の円の中にスピーカーが埋め込まれています。スピーカ後ろに電池ケースの蓋が付いていて、そこにマジックテープを貼り付けて固定します。
右側:【マイクアンプ】NT-5と、左側:【380アンプ】NT-10です。それぞれ専用基板が付いているのでコンパクトにできあがります。
プラグが本体から出ていますが、これが、レーダーに電源を供給するプラグです。
専用品ではないので多少ぐらつきはありますが、使用するには十分です。
(プラグを部品屋で購入する場合は、実際の物を持ち込んで選んだ方がピッタリサイズがすぐに見つかるし、もし無いときでも代用品が探せます)
真ん中が【コンデンサマイクユニット】AP-207。要するにマイクです。このマイクユニットは10V以下で動作する為、マイク右の回路で電圧を低下させています。本来なら3端子レギュレータを使用して低電圧を取り出すのでしょうが、動作確認中にショートさせてしまい動作不能に。仕方なく、ダイオードを10個程度直列に付けて8V程度まで電圧を落としました。マイクに右側には、スピーカへ接続されるケーブルの端子を付けています。これは、普通のモノラルジャックです。
全体を接続した状態です。蓋をネジで固定できるようにスタットを取り付けてます。
蓋を取り付けた感じです。実際のケースの蓋を加工し、一部分は0.5mmのプラ版でも使用しています。
ドッキング君の完成です。今まで気づかなかった人もいると思いますが、ボリュームがありません。と言うか、外部よりボリューム調整が出来ません。蓋を開けて各アンプに付いているボリュームを回すしかありません。これは、スペースの問題と、配線の本数が増えるのがイヤだった事と、各アンプを説明書通りに作る方が簡単だった為にこのような仕様にしました。実際のボリュームはレーダー本体のボリュームだけでも何とかなります。
合体前の状態です。
バイクに付けるときのみ、ドッキング君と合体させます。
右サイドです。スピーカ接続ジャックと、間違って穴を開けた形跡が見えます。
それと、汚い接着剤の跡も....
左側も同じくあまり綺麗ではないです。
フロント側には、ゴムベラを付けて、カゼ切り音の進入防止、スピーカの音声が外部にもれるのを少しでも防止のために付けています。
あと、振動対策も。
カウルステーにアルミ板で作ったレーダーステーを取り付けました。結構ごっつい物になり、おかげで水温計が全く見えません。ネジも黒くすればすれば良かった。
本体の半分程度がカウル内に隠れているので、多少の雨も大丈夫でしょう。
実際にこの状態で走行すると、自分のマフラーの音までもがマイクに入ってきてメットの中で聞こえます。要するに周囲の音が全て拡大されて聞こえます。(多少うるさい)
それと、各ユニットを全てマジックテープで固定しているので、バイクの振動で全てが小刻みに振動します。この振動の音が聞こえすぎて、ノイローゼになりそうです。
現在では、マジックテープ(チャリンコに乗る人がズボンの裾を縛るマジックテープが付いたベルト)でギュッと縛ってます。多少は振動音は我慢出来る程度になったが、まだまだ、改善が必要だ。

今回はレーダーとドッキング君で+275gで、取り付けステーは未計測ですが、+100gは・・・
と言うことで、トータル+375gの増加となりました。

[HOME] [GSX-R TOP]