フロントキャリパー用チタンボルト
いつもお世話になっております、樹さんのチタンボルトです。
サイズはM10−30mmで、フランジ付で、ワイヤリングの穴付です。
そうです。フロントキャリパー用のボルトです。かなりの肉抜き+中空になっています。ただでさえ軽いチタンボルトで、ここまで肉抜きすれば、さぞかし軽くなっているでしょう。
4本いっぺんに持つとそれほど軽い感じはありませんが、1本だけ持ってみると
軽い、軽い、軽すぎる!!
まるで、プラスチックで出来るような感じ。(ちょっと言い過ぎかも)
でも、初めて手にするチタンボルトですから、衝撃的な軽さには違いありません。

チタンには長所ばかりです。
1.耐食性に優れる
2.比較的加工しやすい
3.比重が約4.5であり、軽い。 等です。
やはり短所もあります。
1.焼きつきやかじりなどが発生することがある。
2.高価である。 でしょうか。
その他にも色々とあるでしょうが、webで調べてもあまり短所は書かれていませんでした。
早速ノーマルボルトと交換します。
これがノーマルで、ありふれたボルトです。(多分普通のボルトより硬いんでしょうけど)

ノーマルとチタンの見比べです。
肉抜きの感じや、中空になっている所を見ると、なにやら”こいつやるな!!”って感じに見えます。

早速交換です。
短所の所にも書いていますが、焼きつきやかじりが発生するそうなので、かじり防止にパーマテックスのアンチシーズを塗っておきました。
このパーマテックスのアンチシーズってハーレー純正らしいです。だから高かったのか?1本で1200円以上はしたような気がします。

いい感じですね。でも、ボルトは綺麗でも肝心のキャリパーが汚れています。1年半ほど前に新品と交換しているので、メンテや清掃もサボっていたので、
新品のような綺麗さはありません。
キャリパー本来の”黒さ”でメンテの状態などもばれてしまうのでは。
と言うことで、ついでにキャリパーの清掃もしておきます。
外観も汚れていますが、ピストン周りにも結構頑固な汚れが付着しています。

工業用の洗剤を付けて歯ブラシでゴシゴシ。汚れ落ちは非常に良いのですが、自分の手は結構ガサガサになります。
ここは、我慢してゴシゴシ。やはりピストン周りは頑固です。
今回綺麗にしておかないと、次回はいつになることやら。その時には今以上に頑固さが増すでしょうから。
掃除が終われば当然ピストンのもみ出しでしょう。
右側のキャリパーは多少楽ですが、ピストンが6個もあれば1つずつの確認なんてなかなか難しいです。
指は5本しかないので、同時に5つのピストンを押さえる事は無理です。次回の為に何かジグを考えておきましょう。
左側のキャリパーはもみ出しなんて不可能です。だって、キャリパーを右手で持っても、左手はブレーキレバーに届きません。
とりあえず、1個ずつ軽く動くことだけ確認して良しとしました。
後で考えれば、左側のキャリパーはホースクランプを外して右側に持って行けば簡単に作業できるのでは。
取り外した、パッドとパッドピンです。
パッドは役1.5mm残と言う感じでしょうか。実際に測定するのを忘れてしまいました。
パッドピンは、やはり錆が出ています。軽く錆を取り、シリコングリスを塗って組み立てました。

掃除後の写真ですが、あまり変化は無いようです。でも、実際に見ると綺麗になっているのですが。
綺麗なことは、良い事です!!

さて問題の重量ですが、ばね下荷重は、ばね上の何倍にもなると言うので、
ノーマルは2本で52gですが、チタンはなんと25gの半分以下です。2本で27gの軽量ですから
4本の合計になると、今回の軽量化は、−54gとなりました。
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