MSDI マルチスパークデジタルイグナイターの取り付け   (GSX400S)




2014.07.13
以前より見てたブログで、カタナ250/400にターボを付けちゃった記事を見てたんです。
この方は、カタナ乗りの人には結構名前が知られている方で、katana-turbo(J-C-N)さんと言い、当然キットなんて無いので手作りなターボです。
凄いの一言ですよね。

が、ターボだけでは物足りず??イグナイターまでも自作されてしまいました。
それが、このMSDI マルチスパークデジタルイグナイターなんです。

このイグナイターは点火時期の進角は既に設定してあるデータをダイヤルで選んで好みの設定を選択できるんです。当然ノーマルの設定もあります。
細かなセッティングが苦手な人でも、ダイヤルを回すだけで点火時期が変化し走りも変わるので、簡単にセッティングできると思います。
私にもぴったりです!!

もう一つのすご技が、マルチスパークなんです。
最初は聞いたことも無い単語だったのですが....。”1回の点火タイミングに3回のスパーク”らしく、聞くだけでスゲーって思いますよね。

以前より、いつかは使ってみたいと思っていたのですが、やはり先立つものが....。

前日取り付けたイグニッション16Vのキットもkatana-turbo(J-C-N)さんも作られているんですが、2つ同時に購入は無理だなと判断して、イグニッション16V化は オーディオQさんで少し安く上げて、このMSDIをはkatana-turbo(J-C-N)さんで購入したというか、ここしか売っていませんから。






これが、MSDIです。
完全ボルトオン。コネクタの差し替えのみで交換作業は完了です。
自作品なんで付属品とか、取説とか、化粧箱なんてありません。
入っている進角データの情報と、各ダイヤルの設定内容、簡単なセッティング方法が記載された紙が2枚。十分これだけで理解できる物です。








点火系と、レブ系のダイヤルのみで調整します。
点火系のダイヤルは基本点火マップの切り替えのみで、0がノーマルで、数値が上がるにつれて進角が大きくなっている感じ。

レブ系は、5種類のレブリミットから選択出来て、同時にマルチスパークの有無、回数も設定できます。
マルチスパークは、
無し
3000回転まで3回、6000回転まで2回
5000回転まで3回、10000回転まで2回 の3つが選択できるんです。

 






大きさの比較です。ノーマルイグナイタとほぼ同じ大きさです。
このノーマルイグナイタもkatana-turbo(J-C-N)さんのブログを見て、コンデンサ、トランジスタを交換済みなのです。

 






数分で交換完了。ケーブルの配線をどうするかを1分ぐらい悩む程度でした。

 






で、おもむろにキーをONにすると、こんな所でLEDが光ってます。
これで、写真は終わりです。

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以下は、文章のみです。誤字脱字は大目に見てくださいね!!

バイクの仕様はほぼノーマルで、コイル、コード、プラグ、キャブ、エアクリーナー全てノーマルですし、プラグは1年前に普通のに交換したままです。
排気系のみヨシムラを付けています。ので、一番多いタイプのちょい弄りタイプです。




まずは、レブ0、点火0の設定にします。

セル一発で始動と思って期待しましたが、そうはいかず今までと同じく、チョークを引っ張りアクセルをちょい回して始動させます。
エンジン始動後も、1000回転をしたまわろうとしてエンストしそうになります。
点火時期などのデータはノーマルなんだし、当たり前と言えば当たり前ですね!!


イリーガルな手順ですが、ここでマルチスパーク3回の設定にして、再度エンジンスタート!!
すると、1000回転で安定しています。これがマルチスパークの威力でしょうか。

また、レブ0、点火0にして、ノーマル点火時期と、レブ8000回転で点火カットの体感が出来ます。
8000回転でも街中で回すのは大変なので、ノーマル点火時期で今までと同じ感じで走る事を確認します。

次にやっと点火を回します。レギュラー、ハイオクガソリン用の点火時期があるので、レギュラーの1番にセットです。
走り出すと、直ぐに変化に気が付きます。回転がスムースになり、ぶんぶん回る感じです。そのかわりトルク感が減った気がします。

点火を3にセットします。(みなさん3で走っている方が多いので右に倣えで。)
回転は1の時とあまり変化は感じられませんでしたは、トルク感はさらに減った感じが。ゼロスタートでエンストしそうになる事も.....

点火を3以上にしても劇的に変化は感じられないと思ったのと、あまり進角を大きくしてエンジンを壊すのも困るので、点火時期は3にしておきます。



レブの方は、今まで0だったのでマルチスパークはしていません。
レブの設定はノーマルと同じく12500回転に合しておきます。おそらくここまで回すことも無いでしょうけど。

まずは、”レブ設定”6”にセットして、控えめな”3000回転まで3回スパーク、6000回転まで2回スパーク”の状態で。
エンジン音が変わるって人もいますが、自分は音に関しては全く変化ないように感じました。

走った感想は......。イグニッション16V化の時以上のトルクアップがアップします。
私の運転の方法はちょっと特殊で、5速車なら3速、6速車なら4速で街中は走るんです。マニュアルの車でも同じ感じです。加速重視を考えて無意識にやっているんです。
それが、マルチスパークにしてから5速で走るようになりました。簡単に言えば一速分のトルクがアップした感じとでも言いましょうか??(個人的な感想ですので)

と、ゼロスタートでのエンストしそうな感じは全くなくなり、ぐいぐい押し出すように加速していきます。GSX−R1100みたいに。(これも個人的な感想ですので)


結果的には、点火時期でエンジンをスムースに回るようにして、マルチスパークでトルクをアップさせるように感じました。

試走時は天候が悪く、山には行けませんでしたが、ちょっとした上り坂でもグイグイ、グイグイです。

レブ6、点火3で決まりでしょう!!




以上、全て個人的な感想ですので、通常ではありえない事も書いてるかもしれませんが、自分感じた事を書いたつもりです。


で、5000回転まで3回スパーク、10000回転まで2回スパークの設定は試すのを忘れてました。

3000回転まで3回スパーク、6000回転まで2回スパークでも、十二分なパフォーマンスを見せてくれたので、このままで行くかも。
プラグにも少しはやさしいかも????ね!!



2014-09-27追記
取り付け後、GSX-R1100よりカタナに乗る方が断然多くなりました。
トルクフルな感触は今でも確実に体感でき、運転が本当に気持ちよく、楽しいバイクです。
当然故障も無いですよ!!
今から寒くなればエンジンも良く回るようになるので、また楽しみですね!!





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