フロントホイールベアリング交換(GSX400S)
2020.04.26
題名にもあるように、フロントホイールベアリングを交換します。
特に悪そうな気配はないのですが、走っててなんか異音がしているような気がするし、最近交換した記憶がないので、
とりあえず交換します。
さぁ、やってみましょう!!
モノタロウで購入した普通のベアリングです。
型名は6203LLUC3と書いてありますが、購入する時は、6203と側面が橙色のタイプを選んで購入しています。

フロントタイヤを外します。
ちなみに、最近 株式会社 P.E.O. のクロモリシャフト(ZERO POINT SHAFT)のラインナップに400カタナ用が追加されました。
しばらく様子をみて、購入するかを考えましょう。製品ラインナップから400カタナが消える事はあっても、増える事って珍事件ですから。

青いタオル地の袋が左右に2個ありますが、これは自作のキャリパー吊るし袋です。
ホースに負担がかからず、キャリパーで他の物にキズを付けるのも防止できてgoodです。

ホイールが外れたら、作業はお部屋でゆっくりやります。

ベアリングプーラーと新たに購入したスラーディングハンマーを使って抜こうかと。
が、全く抜けません。ゴムシートを使ってハンマーの打音を静かにさせようとしているのがダメなのでしょうか?

やはり、ベアリングプーラーの標準仕様で抜きましょう。
しかし、使い方がイマイチ良く解らない。

六角のナットをスパナで固定して、見切れていますが上の六角レンチをグルグル回すと、ヌルっとベアリングが抜けてきます。

ホイール側の穴も綺麗で、問題もなさそうです。

反対側(メータギヤ側)も抜きます。
六角レンチも写っていますが、スパナは固定して、六角レンチをクルクル回しています。

ベアリングが抜けると、最後にこんな感じで残るんですが、この状態からベアリングのみを外す方法がイマイチ解りません。
ポンチで叩いたり、ベアリングを持ってグリグリしたりしてもなかなか抜けません。
でも、なんかのタイミングでポロって抜けるんです。
簡単に抜く方法が解ればいいのですが....

外した部品ですが、ベアリングは交換して、スペーサはそのまま再利用します。ただのパイプですから。

古いベアリングも外観はそれほど劣化は見られませんし、回転もスムースに回るので全く問題ないように見えるんですが、
匂いが、、、、、臭い、、、、今まで嗅いだ事のないような匂いです。
グリスの腐った匂いなのか????ですが、早めに交換する事が良いみたいです。

では、新品のベアリングを取り付けますが、カタナ400は挿入する順序があるんです。
サービスマニュアルにもあるように、左側(メータギヤ側)を入る所までベアリングを入れます。
右側よりスペーサを入れて、ベアリングを打ち込みます。 が、ガンガンにベアリングを打ち込みと、ベアリングが回らなくなります。
サービスマニュアルのように、右側は徐々に打ち込んでスペーサに接触する手間で止めます。
では、どの程度で止めるんだ!と聞きたくなりますが、すき間が開く程度??で、個人の判断に委ねられるのでしょう。
ベアリング側より指を入れて、スペーサが左右に動く事と、ベアリングがスムースに回る事を確認しながら打ち込みましょう。

では早速、左側(メータギヤ側)から打ち込みます。新品に乳品のベアリングをあてがって、

その上に適当なソケット駒を付けて、ハンマーで打ち込みます。
ソケット駒は30mmが今回がbestでしたが、よく見るとボロボロにメッキが剥げていました。いつもこれを使っていたのでしょう。
次回までには、ベアリングインストーラーが欲しいのですが、ストレート製で6800円もするのでトホホです。

思いっきり打ちんだ状態です。ベアリングが入りきると、叩いた時の音が変わるので直ぐにわかります。
約1mm程度出ていますが、これでいっぱいです。

次に、右側よりスペーサを入れて、

ベアリングを適度に打ち込みます。
スペーサが左右に動く事、ベアリングがスムースに動く事、ここに気を付けます。

面より少し凹んでいますが、約3.5mmの凹みでした。この数値が何の役に立つのかは??ですが。
これで、フロントホイールのベアリング交換は完了です。

最後にホイールを車体に付けて完了です。
シャフトのカラーや、フェンダーが付いていないのは、この後の作業に続くのです・・・・・・

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