シートアンコ抜き&張り替え





ノーマルシートに特に不満は無かったが、少し足つきが今以上に欲しい時が多々ある。
普段は片足べったりで、もう片足はかかとが浮く程度で、アンコ抜きなんて必要ないかも思われますが、うねった道路での一時停止や、傾いた箇所での停止時は少し気を使うことがある。
なぜかと言うと、もし倒れた時に起こす自身がない!! 
また、倒れそうになった時両足で踏ん張れれば転ける心配も少しは改善される事であろうと、アンコ抜きを決意したのであった。

同時に、タンデムシートも青から黒への変更も。
(タンデムの青色はアクセントとしては良いのだが、シート前後で色が違うのは、ちょっと....)

早速、ヤフオクで両シートをゲットしよう!!

今まで、長いことチェックしていたが水冷のシートはめったにオークションには出てきません。
たとえ出てきても、10000円を遙かに超えていたり、高すぎるんですよ。
どうせシートは張り替えるんだから、もう少しぼろくても安いのを物色し続けること1年(本当かな?)
やっと、大変安いシートをゲットしました。

フロントシートは、破れはないが表面に傷やシミがある程度で、我慢すればそのままでも使用できそう。
タンデムシートは、文句の付けようが無いくらい綺麗。何もしなくてもそのまま装着可。
よって、フロントシートのみアンコ抜き&張り替えを行います。

最初に言い訳をしておきますが、ツーリングが迫っていたので80%の実力です。
と言っても、100%の力を出せてもとてもじゃないけど、他のHPにあるような綺麗なアンコ抜きは無理でしょう!!

プロでも1週間弱かかる作業らしいですが、自分は2日で全て完了しています。ここにもへたくそな原因が....。

今回の材料です。写真では綺麗に見えますが、小さな穴や、表面の汚れがあります。
主な工具です。と言っても、特殊なのはタッカーだけです。ホームセンターで300〜400円で販売されている物です。
値段の違いは、おそらく打ち込む力と、使用するステープル(針)の大きさでしょうか?
したのノーマルのステープルはぶっといですが、今回のは普通のホッチキス+α程度しかなく、貧弱な感じがします。
その他には、ニッパ、カッター、ハサミ、紙ヤスリ(60番を使用)等です。
あと、ドライヤーもあった方が良いです。
ノーマルのステープルを外していきます。最初は、表面のシートを購入していなかったので、とりあえずシートは再利用しようかと思い慎重に外していきます。
後ろ側のステープルを残して、ペロンと表面シートを剥がします。表面シートに穴があった場所は黒ずんでいて、カビが生えているのでしょうか????
全面のスポンジは切れています。
表面シートが残っていると、面倒なので全て取り外しました。
シートスポンジはちょっとしたボンド程度で接着してありますが、簡単に外れました。
シートベースです。黄色くなっている箇所がボンドが着いていた箇所でしょう。
とりあえず、洗剤で綺麗にはしています。
(ニッパはただの重しです)
皆さん、アンコ抜きをする時には線を引いています。自分もまねて引いてみました。
中心線すらだいたいで、その他の線は全て適当です。
アンコ抜きの基本は、全体的に2cmダウン、角のカットです。
まずは、カッターの刃の部分のみでバッサバッサとカットしていきます。調子に乗ってカットしすぎてる箇所(写真下部、シート後ろ面など)もあります。シートの後ろ側については接着剤で切りすぎた物を再度付けておきました。
ここから、60番の紙ペーパーで表面をなだらかにしていきますが、なかなか削れません。たまにボコッとちぎれるように削れたり、カッターの目を消すのが精一杯です。
こんな事もあろうかと、ゴム製のスポンジシート(5mm)を張り合わせます。30cm×30cmしかないので、横の部分は少し足りません。でも、今回はこれでもOK!!
接着剤で接着する為に、セロテープで仮止めしておきます。
注意:セロテープは勢いよく剥がすとスポンジまで一緒に取れます。慎重に剥がしてください。
接着後は、不要部分のカットして、段差がなるだけ消えるように、ペーパーがけしておきます。
シートは、シート加工屋さんで購入。非常に安いのにびっくり。
この時いろいろと、シート加工方法について教えてもらいました。時すでに遅しの部分が多く、さすがは専門屋いろいろなテクニックを持っています。この時点で今回のシートはあきらめることにしました。とりあえずツーリング用に最後まで製作は続きますが、ツーリング後に、このシートの再加工をお願いしようと思っています。

写真を見ての通りデコボコだらけです。シートを貼る時のステープルを打つ順番が全く解りません。何度も打っては、外しての繰り返しで、やっと表面にシワのない物ができました。
この凹凸。かっこ悪すぎです。
シート自体は、はやりのディンプルで格好いいのですが。

ここで、ディンプルを使用する時の注意点としては、スポンジと、シートの間にビニールシート(ゴミ袋でも可)を1枚入れるそうです。そうすることで、完全防水となるそうです。やはりディンプルは雨には弱いらしいです。
どうせ再加工するので、ステープルは最小限に止めているので、結構少なめです。
本来なら、ステープル自体が細いのでもう少し多めに打っておいた方が良いと思います。
ノーマルシート
今回加工した、アンコ抜きシート。2cm削って、5mmのゴムシートを追加しているので実際には1.5cmしかダウンしていないはずなのに、厚みが全然違います。
実車に取り付けて見ました。凸凹は仕方ないけど、何かマッチングが今一かな??って感じです。乗った感じでは、ほとんど足つきせいは変わっていません???
なぜ???
次回はもう少し、エッジを削って見ます。

今回の企画はまだ終了していません。最終的にはプロにお願いするつもりなので、時に今回計量する必要も無かったのですが、とりあえず計ってみると
ノーマル:1056g − 加工後:997g = −59gの軽量です。
削った量は多いいのですが、全部スポンジなので、劇的な変化はありません。 

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