フェンダーレス+小物入れ製作 (その2)







現物合わせで図面を作ったので、今度は各パーツを図面通りに製作します。図面と言っても結構アバウトなもので、どうせ加工技術が未熟なので、ここでも現物 合わせで作るです。

使用する素材は、アルミ板1.5mmと、20×20×2mmのLアングルです。
アルミ板が1.5mmと少し薄く感じますが、値段、重量を考えて2.0mmを諦めて1.5mmにして、補強を兼ねて2mmのLアングルを使用します。





はい!!部品の切り出し、穴あけ完了です。

切り出しは全て1mmほど大きめにカット(ジグソー&弓ノコ)して、寸法までヤスリで削りほぼ寸法通りにカットは出来てます。
曲げ加工は、ヤフオクで購入したパンタジャッキを利用した曲げ加工機??で分度器で計りながら角度を付けていきます。
ジグソーでカットした所や曲げ加工をした所は、せっかくの綺麗なアルミ表面がボロボロのキズだらけになってます。

ちなみに、部品数は21個にも!! リベットは50本使用予定。







キズだらけだった部品を全て240番のペーパーである程度目立つ傷が消えるまで磨いてます。ちょっと見た目には全体的にペーパー目が付いているので キズも目立たなく、一見ヘアライン加工??のようです。
当然、さび対策のためにクリアも塗っていますが、垂れや汚れが多少目立ちます。

パーツは全部で4個で構成され全てが繋がるようになってます。しかし、バイク本体に固定する所はバッテリーケースの所のみで、他の場所は行き当たりばったりで 考えます。

 

裏からの見た目重視の為、リベット等は全て裏から打ってます。当然後から使用するネジも裏からです。





ヨシムラのヘアライン加工されたステッカーを置いてみると同じような感じに見えませんか?? アルミ板とステッカーがいい感じで。(自画自賛です)
泥除け用のゴムベラは3mm厚でノーマルより少し長めにカットして裏面よりアルミ板で挟みこんでます。







部品を車体に取り付けます。まずは、泥除け部分からです。バッテリーケースと一緒に車体に固定できる箇所です。やっぱり、ヨシムラのステッカーがあれば見栄えも 良かったかもです。
曲げ角度も、取り付け後に手で再度修正しておきます。







2つ目のパーツをバッテリーケースの間に挟みこんで固定します。作ってる時は何も感じませんでしたが、後から見直すとちょっと、って感じです。







横から、後ろからいい感じです。バッテリーケースを固定する金具(黒いやつ)がせっかくのアルミシルバーの邪魔ですね。

 





続いて中間、後部をねじで固定しますが、パーツ間の固定なのでグラグラ状態です。

 





最低でも後部のパーツだけでもフレームとの固定が必要です。







下からのぞいた写真です。見た目を重視しただけはあるでしょうか??クリアを塗っているので多少は光って見えます。

 





順番が逆のようですが、ヒューズボックスの取り付けです。最初から取り付けスペースは全く考えていませんでしたが、側面にピッタリな取り付けが出来るスペースがありました。







ノーマルのヒューズボックスはM6で固定されてますが、M6のブラインドナットが売っていなかったのでM5を取り付けました。多少の穴あけミスがあってもねじが細く なっているのでまず取り付けOKでしょう。

ちなみに、ブラインドナットの取り付け方法ですが、ネットではナッターを使用せずネジとナットを使用して潰す方法がありますが、当然最初は挑戦してみました。 ところが、結構な力をかける必要がある、ナットがすぐになめてしまうのです。結果、斜めにに向いて取り付けれましたがフレームにもブラインドナットを取り付ける予定 なので、ここはストレートまで行ってナッターを購入してしまいました。
しかし、ナッターがあるからと言って思いっきり力を入れてハンドルを握ると、ブラインドナットのねじ山が全てなめてしまいます。アルミなので当然なのですが。力加減は 必要です

ストレートの宣伝ではありませんが、ナッターとリベッターの機能があり、ナッターはM3からM6まで対応可能で、ヘッドが360度回転するので、狭い場所でもハンドルを 握る方向が変えれて結構便利です。値段もホームセンターよりも安く5000円以下で売ってます。







側面より少し隙間があることで、ヒューズボックスの蓋の開閉もできます。あとは、ケーブルの通る場所にリベットの先が出ているのゴムテープでも貼ってケーブを保護する 必要がありです。

 





やっと、フレームと固定する為の穴を開けます。まずは新しく作ったフェンダーに穴を開けて、この穴から覗いてフレーム側に穴の場所をケガキます。 もうこの時点で結構アバウトな感じになってます。
穴あけも普通のドリルですので、フレームが邪魔になり真っ直ぐには穴を開けることは出来ません。M4のブラインドナットを使用するので、6mmの穴が必要なのですが 5.5mmのドリルで右から左から上から下から向きを変えて穴を開けてます。最後はリーマを使って6mmになるように仕上げていきます。

穴が開けば、ナッターで一発です。M4のブラインドナットの完成です。

どうも、フレームに穴を開けるのは強度的に心配になります。今回の場所は全く強度的には関係ない所ですが、真ん中のパーツもブラインドナットを使用して固定したいのですが どうするか考え中です。

 





M4ネジでフェンダーを固定します。フレームとの隙間があるので適当なサイズのナットを間にかましてます。
これで、バッテリーケースと、最後部の2箇所のみで固定してますが、真ん中ででは固定していないので重いものはNGです。
(今後の状況を見て固定方法は見直すかもです)

 





見ても解りますが後ろには壁がありません。これは、テールランプとの隙間が1cmほどなのでおそらく大丈夫だろうと思ってあえて取り付けませんでした。
ここも、見直しが必要になるかもですね。







少し手を抜いて、一応完成です。
ノーマルの配線のみをして見ましたが意外とすっきりしてます。これにETCを付けるのが厄介なのです。

 





ETCの取り付けですが、バッテリーの後ろにと考えはあったのですが、サイズ的には全く考慮せずに作ったので、水平部分、斜め部分のどちらも少し短く綺麗には取り付きません。 仕方なく斜めの部分にマジックテープで固定して、残りのスペースは余った配線置き場になってます。せっかくのスペースが配線置き場なんてもったいない!!

 





一応完成です。

手元にあったお約束のペットボトルを置いてみました。真ん中には3本は置けると思いますが、重さがネックになります。ここは全くフレームとの固定が無い場所ですから。
後ろの部分にはペットボトルは無理です。試してはいませんが車載工具も難しいかも??固定もまだ考えていないし

仕切りも無いので、まだまだ小物を入れるのは無理があります。やっぱ、仕切りはいりますね。

 









ノーマルのフェンダーが無くなったおかげでナンバープレート回りがスカスカになってしまいました。 やはりナンバーステーも作ってもう少しすっきりさせる必要ありです。

次回の目標は、今回の不足分の改善+ナンバーステーです。(が、実施日未定です)

 






ノーマルフェンダー:804g
フェンダーレス風フェンダー:1065g  結果、261gの増量です。総アルミで作ったわりにはそれほど重くはならなかった。やはり、1.5mm厚が良かったのか!!

今回の軽量化は、+261gとなりました。


でも、物を入れるとまた重量が増えるんだろーな!!



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