九州ツーリング  (3日目 その2)





虚空蔵山で自衛隊飯を食べ損ねたので、次なる目的地に出発です。
何処に行こう?

と、山から下りると”七釜鍾乳洞”と言う垂れ幕や看板が目に止まりました。鍾乳洞と言うと秋吉台が有名ですが、たまには違うのも見てみようと 七釜鍾乳洞へ直行です。と、言うことは西彼杵半島の西側を通るルートに決定です。
県道43号より国道202号で南下します。

途中、大きな橋が見えてきました。渡る予定は無いのですがナビで確認すると大島に渡る大島大橋です。ちなみに、ここも有料です。
国道からは良く見えないので、名も無き道路で橋の近くまで行きます。

一生渡ることは無いだろうと記念の一枚です。







しばらく走ると、七釜鍾乳洞に到着です。

当然有料な事を想像していましたが、やっぱり有料。有料にしては安値の価格設定であった事と、なにやらここの鍾乳洞は学術的にすごいらしい。
受付の人は”そう言われても全く解りませんでした。”と言っていたが、なら自分にも解るわけ無いだろうな、と思いつつ入って見る事に。

あと、受付の人は”中は涼しいですよ”とも言ってました。この言葉が入ってみる一番の理由になったのかも。


鍾乳洞らしく入り口からやけに小さいです。

 





入り口の気温13度。これは、期待が持てそうな温度です。







入ってみると、水、水、水の水だらけです。
川になってたり、滝になってたり、上から降ってきたり。デジカメが濡れないように気を付けなければ。

 





親子地蔵。言われればそう見えるのが不思議です。何も説明が無いと全く気が付かないかも。
ここの鍾乳洞は看板がほとんどありません。ここまでで約く100m歩きましたが、初めての看板です。パンフレットには、色々な名称が書いてあるのに 看板が無いので全く気が付かずです。ちょっと不親切では!!

 





さらに奥に進み、どこか解らない場所です。たまたま写真を撮ったら普通の電球の光が緑色に光って映ります。肉眼では振るうの岩の色で決して緑では ありません。
けど、神秘的に光ってる感じが鍾乳洞らしくていい味を出しています。

 







ここは地図で見ると赤色と灰色の通路の分岐点です。赤色の所が今回通れる通路なのですが、さらにお金を払うと灰色の通路にも入れるそうです。
灰色の通路の方は、赤色の通路以上に奥行きがあるのですが、通路が狭く、衣類がどろどろになるらしく案内人が必要になるらしいです。

金網から奥をのぞいて見ましたが、すでにここから断崖絶壁状態で通路と呼べるものではありませんし、人がギリギリで通れるような隙間しかないように見えます。

 





出口付近になるとコンクリートのトンネルになってます。先に見えるのは鉄の扉で、アニメの世界の様な、バイオハザードの世界の様な、鍾乳洞とはかけ離れた出口です。







鉄の扉は自動的に開いてくれます。(写真左)

が、さらに扉が前方に。(写真右)  今この状態は完全に隔離された状態です。

 





前方の扉に向かって歩くと説明書きが。二重扉の理由が書いてあります。こんな所に書かずに最初の扉に書いた方がいいのに。
扉の目の前まで行くと、自動で開くます。自動ドアのように引き戸ではなく、押し戸のように開くのでびっくりです。







で、やっと外に出れます。

外からこの扉を見ると、いかにも秘密基地??って感じがして良いのですが、ここは鍾乳洞ですからお間違えの無いように!!









 

 

 

 





鍾乳洞を出てひたすら南下していきます。西海市街を抜けると直ぐに、雪浦川に出ます。この川の少し上流で河通川に別れます。この河通川沿いを上って行くと、つがね落としの滝にでます。 ここは無料の観光スポットなので安心して。ですが、ここまでの道はナビにもツーリングマップルにも出てきません。地元の人に聞きながらやっとたどりつきました。







規模は小さいですが阿蘇付近にある白水ダムのような感じです。







このダムの上を通ってつがね落としの滝に向かいます。 300m先と言う看板に一瞬引き返そうかと思いましたが、とりあえず無料なので先に進んで見ます。







300mとありましたが、結構早く到着です。
高さ、幅、水量まづまづの大きさの滝です。
滝の下のはちょっとしたプールがあります。水遊びには持って来いですねと思いきや、すでに水遊びしてるしてる人が。

 





遠くから見てるだけでも”う〜ん”と思ってましたが、滝に近づくと解りました。外人さん御一行さんです。男性1人、女性2人、子供数名。
さすが外人さん。近づいて行っても全く動揺することも無く、水遊びにはしゃいでます。







これで、今日の寄り道は終わりです。長崎市内を抜けて、島原半島の一番南にある、キャンプ場に向かいます。

 

 





長崎市内はなるべく混みそうも無い道を選んで走り、島原半島の付け根付近までたどりつきましたが、すでに17時頃。このペースでは考えていたキャンプ場に着く頃は 19時頃になる恐れが。
いつも管理人さんが居れば良いのですが遅くなると閉まる恐れがあるので、とりあえず電話で確認を。
目当てのキャンプ場は2箇所あるのでどちらかでも思い電話しますが”現在使われておりません”と冷たいアナウンスが。どうしよう??とりあえず行ってみて2箇所に 当たってみるか??  


この時、2年前の島原でのキャンプ場探しの記憶が蘇ります。
ナビを購入した直後で浮かれてツーリングマップルを持って出るのを忘れ、島原のキャンプ場がわからずに探しまくってました。で、1箇所のキャンプ場を見つけ行ってみた のですが、すでに管理人さんも誰も居なく中には入れない状態。しかし、広い駐車場があったので仕方なく駐車場でキャンプ?野宿?を決行。
横の道路に車が通るだびにどきどきしながら寝た記憶が......


このような状態だけは避けたい。でツーリングマップルでキャンプ場の再検索を。
島原の山頂の温泉街の近くに”白雲の池キャンプ場”が。早速電話するとOKとの返事が。ほっとした瞬間です。

ナビを設定してキャンプ場に直行です。
キャンプ場について管理棟に行っても扉が閉まったままです。  ”えっ”??? と思いながら再度電話で確認すると今管理人が向かってるからしばらく待っててと。

その間、フリーサイトを見学です。
フリーサイトと言っても、テントを立てる場所には据え置き型の大きなテント用の土台があります。その上にテントを張るような感じです。が、すでに数箇所はテントが 張られてる物もあります。

この時ナイスな考えが!! 今晩は雨の予報。この大きなテントを貸して貰えたら明日の朝ビショビショのテントを片付ける必要も無いので楽でいいのでは。

で、到着した管理人さんんに交渉です。管理人さんも自分の判断では無理らしく、どこかの事務所のお偉いさんに伺いを立てます。
どうも、話がいい方向に進まないので自分が電話に出て必死に訴えます。結果フリーサイトの料金で据付テントへの宿泊許可が下りました。ラッキーです。
ついでに管理棟のコンセントを使って携帯とデジカメの充電もさせてもらって完璧です。気持ちは通じるものです。




ここがフリーサイト場。







この大型のテントが今晩のお宿です。







一人用のテントに引く銀マットを引いてもスペースはまだまだ余裕。ついでにグランドシートも引いてもまだまだ余裕です。

この夜は、この大きなテントがねじれるほど風も強く、雨も降り出し、ここに止まって大正解でした。








本日の走行距離:224.9km






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