リアカバー  その2 GSX-R1100用





1.プロローグ

1ラウンド目は、一応完成したが原型の作りが甘く、
綺麗なラインが出ていなかったので、
今回はこの部分を修正し再度製作します。
今回のポイントは最終的なカーボン製の為の練習として、
ガラスクロスを使用してみます。
通常市販されているFRP製品は裏側には必ずと言って
良いほどガラスクロスが貼られています。
確かに製品としては綺麗に見えますが、ガラスマット以上に
型への密着性が難しく(腰がありすぎるので)今までは
使用していませんでした。しかし、最終的にカーボンを
使用する為には、この型でガラスマットが切れに貼れないと
カーボンを貼ることは無理なので、
ここで一度ガラスクロスを試してみます。


2.雌型の修正

原型を修正するのは比較的簡単ですが、一度作った雌型を
修正するのは結構難しいです。基本的に削る事は出来ても
盛り上げる事がなかなかうまく行きません。
でも、前回使用した雌型で製品を一度抜いているので
欠けている箇所もあります。ここは、再度ゲルコートを
使用して欠けた部分を埋めます。
したの写真は修正を行った雌型です。
透明に見える箇所が、削った為にゲルコートがなくなった場所
黒く見える箇所は、欠けた部分に通常の黒ゲルで修正しています。
 


3.製品の製作

ここから一気に進みます。
はい、できあがり。
 
修正した箇所はテールランプ穴の左右の場所です。
前回までは凹んでいたのが、今回は周囲の曲面に合わせて
多少盛り上げています。
肝心の裏面は、
 
できあがりは、まあまあ綺麗に仕上がっています。
しかし、2枚目(右側)の写真の出っ張り部分(製品ではくぼみ)
が、やっぱり難しいです。
今回はクロスの下にマットを貼っているので、多少は引っ付き性が
良いとは思いますが、それでもこの部分のみで大変な時間を
かけています。
結論的には、クロスは思った以上に型への追従性が悪いのか?
腕が悪いのか????

やっぱり、カーボンは止めよう!!
と言うことは、この企画は今回で終了します。
また腕が上がった時に再度作るかも知れませんが...

最後は、カウルとのフィッティングです。
完璧!!
 



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