リア泥よけ(リアフェンダー)+チェーンカバー その3 GSX400S用

最終章 〜もう疲れた〜





今回で3回目のチャレンジとなったりア泥よけ(リアフェンダー)
+チェーンカバーは、前回の大失敗で原型も無くしてしまいました。
唯一残っているのが、一番最初に出来た、ボコボコの製品です。

   
左:抜いてすぐの状態(欠けだらけ)
中:とりあえず欠けた部分をパテ埋めしとりあえずの形に整形
右:黒色塗装

この状態で、実車に取り付けて不具合箇所も判明しているので
再度、形の整形し直しと不具合箇所の修正を行い原型として
最後のチャレンジをしてみます。
今回失敗したら、この企画はは止めます。
と言うか、FRP工作自体を止めるかも。
と、言うほどの心構えです。


1.原型の製作


黒色(アクリル)塗装をしているので、ゲルと反応するとイヤなので
ペーパーで全て削り落とします。
その後、カット、貼り付け、パテ盛り、削り、サフェーサ塗りを
繰り返し仕上げていきます。

まずこの段階では、原型と雌型が外れないことは無いと思います。
理由は、サフェーサが離型の役割を果たしてくれるので
だいたい抜けます。でも、型にサフェーサが張り付くので
ペーパーで綺麗に仕上げてやる必要がありますが。
サフェーサーはすぐに削れるので作業的には落ちんです。
下の写真は、完璧な??離型処理を行った所です。
フリーコート4回、ワックス2回

 

いつもなら、ここまで来たら雌型を作るのですが、今回は周囲にリブを
付けてみます。リブを付ける理由しては
@雌型の整形が落ちんになる。
A後で、多少なりともサイズの変更が出来る
Bリブを追加する事で、型の補強もできる。
でも、前回のGSX-R1100のリアカバー製作時にリブと製品に
段差があると、後のマットの貼り込みなどに段が出来るので
出来るだけ、製品とリブは同じ面になるように貼り付けます。

続きは、また今度!!




2007-6-13追記

前回の作業は写真の日付より’05-7であった。
また今度”って、2年も......。

少しさぼり過ぎたような。おかげで、樹脂関係系はすべて使用期限切れ。
再度購入するはめに!!  自業自得だ!!

とりあえず、前もって作っておいた雌型はこんな感じです。


これは'05-8作製です。
これからが、今までの失敗が僕の手を止めてしまった。

気を取り直して、作業再開。('07〜)
失敗が怖かったので写真はありませんが、
雌型内部の修正、磨き等をシコシコしていき、離型処理を施します。
この写真は、すでに一つ型を抜いてから撮った物なので少し汚いですが。



この雌型にマットを張り込みます。基本部分には450番を2枚で、
ネジ止め部等は、4枚張って強度と厚みを出しています。

すべて、張り終えた後に、自分のHPを見て再確認をと思ったら、
思わずびっくり。前回の失敗(雌型と製品が外れない)の対策が
書いてあるではないですか。内容は”フリーコートを使用する場合は、
3,4回(1回/日)塗りふき取りを繰り返し、その後に2,3回(1回/日)
ワックスを塗りふき取りする

だって。自分で書いていたのに2年もたてばすべて忘れて、
今まで通りにフリーコート3,4回のみでマットの張り込みをしてしまいました。

やった物は仕方がない。後は固まるのを待って抜き取るだけです。
一応心の中で神頼みをしながら、
抜ける!!
抜ける!!

バッギッ!!

 

いい感じに抜けました。多少の雌型のゲル(赤色)が付いていますが
製品や、雌型に大きな傷や損傷もなく綺麗に抜けてくれました。

ここまでで、前回よりも進歩しています。なんせ3回目にして初めて綺麗な
製品が抜けたのですから。
でも、喜ぶのはまだまだ早いのです。
第二の関門はカッティングです。
リューター+ダイヤモンド歯で製品ラインより大きめにカットします。
これは、カットしすぎや、リューターのぶれで製品の表面に傷を付けるを
防ぐ為です。(プロは一発で、しかもフリーハンドでカットするそうですが)

   

この写真の用にリューターのぶれによる傷が付いてしまいました。
磨いて取れるのか、最悪黒のゲルコートを塗って磨いて修正する
必要があります。


   

その前に大きめにカットした周囲を、今度は手作業で綺麗なラインに
仕上げる事と、今回表面があまり綺麗でないのでコンパウンドなどで
磨いて製品として恥ずかしくない程度に仕上げます。

今回はここまでですが、まだまだ続きますよ。

今年の夏までには.....。




2007-6-29追記

今回は早めの作業が出来ています。
前回に、今度は手作業で綺麗なラインに って書いていましたが、
無理です。

厚さ3mmほどあるFRPを全周に渡ってペーパーで仕上げるって
本当に1,2ヶ月も必要です。 
と、さっさと早速ペーパーは諦め又もや
リューターに砥石のようなペーパーの厚いような削れるやつを使用して
慎重に削っていきます。リューターでも、1,2時間は必要です。
で、最後に今度は本当にペーパーで仕上げていきます。

   

傷ついた所はまだ残っていますが、形はこれで出来上がりです。
では、フィッティングの確認をします。
まだネジの穴をあけていないので、大まかな感じですが。

予備のリア周りが一式あるって便利ですね。
わざわざ外に出なくても、休日を使わなくても簡単に
フィッティングの確認が出来るんですから...。
と、言うのも
わざわざこの時のために以前購入していたのです。
購入後数年たちましたが、やっと出番が来ました。
この作業が終わればじゃまなので
ポイ
するんですけど!!

フィッティング自体は、タイヤとの隙間が少し大きいかなって感じ程度で
綺麗に見えている??と思います。

   

トルクロッドのかかる曲線も結構な感じで行けてますね!!

 

左右のタイヤとのクリアランスが微妙に違ってはいますが、
もう1ランク大きな際のタイヤでも干渉はしないでしょう。

 


しかし、
こんなに順調に行くはずがありません。
まだまだ甘くないのが、FRPの醍醐味です。


不具合その1

チェーンカバーを後ろから見ると異様に変形しています。
FRPは縮む性質があるので多少の縮みはと思っていましたが、
これは、縮みではなくて変形に近い物があります。
この状態だとチェーン上部が当たる可能性もあり、ちょっとやばいです。
一応の回避策はあるんですが、
1,チェーン側の穴の位置を少し下げる
2,トルクロッド側の固定位置を少しあげる
(これは、トルクロッドにゴムシートを巻いて対応します)

たぶんこれで、何とかなるでしょう!!
でも、後ろからの見栄えは、変える事は出来ないので
我慢するしかないのでしょう。

 

変形した理由は、よく考えればわかっていた事なんです。
最初に作った(1号機)は半分くらい欠けてボロボロになってしましました。
で、2号機は制作中に元型、雌型、共に分解破損して
使用不可状態となったので、元が全くなくなってしまいました。

今回は仕方なく1号機を整形して雌型を作ったのですが、
この1号機で多少の縮みが発生しているはずです。
また、1号機は軽く作ろうと思い薄くしています。
それがいっそう変形に拍車がかかっています。
そのまま、縮みに関しては修正もせずに今回の雌型を作ってしまいました。
型の補強や元型の薄さ(弱さ)などを全く考えずに。
で、できた雌型でも縮みが出てさらに変形して行ったのです。
その雌型を使用して作った製品はさらにさらに変形してしまった。

変形の2乗、3乗って感じ

って、とこでしょうか!!

この失敗を、今後につなげて行ければいいのですが。


こんな、小さいな事は忘れて、さっさと製品として完成させます。

完成って、すでにダメじゃないの?? 

って言わないでね!!

あとは、表面を磨いてネジ用の穴をあければ、

   

どうですか、この輝き!!磨き傷は多少ある物の表面は黒ゲルコートのみで
塗装もしていません。このままで製品としても使用出来ます。
(車体に付けるとほとんどが隠れるので、塗装は不要ですけど)

穴も開けて仮り組みが出来る状態になったのでとりあえず
再度フィッティングです。
まずは、チェーンカバー側のネジを2本止めます。

で、トルクロッド側を見ると

不具合その2

1cmくらい幅が足りません。
まあ、最初のフィッティングの時に解っていたのですが、
これも、FRPが全体的に縮んだせいで小さくなったのでしょう。
この程度であれば、軽く引っ張るだけで広がりますから
大丈夫と言えば大丈夫です。将来数年後に割れるかどうか??
解りませんが!!




やっとの思いで 完成しました。
トルクロッド側はバインダー(インシュロック)で固定するので
小さめの穴を2カ所開けています。

3号機の製作だけでも2年くらい?
(ほとんどさぼってただけですが)
1号機からだと、何年たったか忘れてしまうほど時間はかかって
しまいました。それぞれを点数にすると、

1号機は30点
2号機は0点
3号機は80点くらいでしょうか??

まだまだ、修行が必要ですね!!


   


車体への取り付けは次のページで!!
もう不具合は無いとは思いますが.....。






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