PICに挑戦  その2



今頃こんな事を言うのも変ですが、私自身電気回路のプロでもなく電気関係の学校を卒業したでもなく、Ωの法則がやっと理解できるレベルです。

なぜここにコンデサや抵抗が必要かなんか全く解りません。全て他のHPを参考にしたり図書館で適当な電気回路の回路をまねて、実験して製作しています。
したがって、間違っていることもしばしばあり、mailなどで指摘してもらえればこちらとしても勉強になりますので、どしどし指摘してやって下さい。
しかし、当HPの真似をして何らかの不具合、事故があってはまずいので全て自己責任でお願いします。


で、
まずは、前回のおさらいというか、説明不足な点より。
テストボードを作ってみましたが、これは、入力電圧12Vなのですが、内部で5Vに変換しています。これは、PICが5Vで動作するからです。
したがって、PICの出力電圧は(詳しくは4.5Vと他のHPに載っていましたが)ここでは、5Vとしておきます。
ここで、LEDが接続されているポートが5Vと言うことは、高照度LEDの電圧が約3.5Vですので、5V−3.5V=1.5Vとなり、PICの1ポートに付きLEDが1個しか接続できません。

5V電圧も三端子レギュレータ(画面左下)で12Vより作っているので、12V程の電圧の変化も無いことより、LEDの電流制限を抵抗で実施しました。

ちなみに画面左下にあるのが、PIC本体と付属のクロック発振器です。



 

今回は回路図CADを初めて使用して簡単ですが回路図も付けてみました。
図面CADはBSch3Vを使用し、これくらいだったら初めてでもサクサク10分程度で出来ます。

予定ではテストボードのように8連のLED構成ですがやっぱり、LEDが1個ずつでは見栄え的にも悪いし、せっかく12Vの電源もあるので、いつものように定電流ダイオードを使用して2,3個のLEDを一度に点灯させて8*2列、3列を実現させようと回路を考えます。

で、
本に書いてあったのがPICの出力にトランジスタをつないで、スイッチの様に使用させる方法です。こうすれば、大電流の制御も出来るし、違う電圧も扱えます。
ここで、問題になるのが、PICの入出力ポートはそこそこの電流を流すことが出来るのですが、ポート毎に総電流数が決まっているそうなのです。
今回のテストボードではBポート8個全てにLEDを接続して、全部一度に点灯させれば最高で20mA*8個の160mAとなり、規格値オーバーとなります。
(規格値などはPICのデータシートや他の方のHPを参考にして下さい)

と言うことで、PICでトランジスタを駆動させることで、電流的にも問題が無くなると言うことです。しかし、PICとトランジスタを直接つなげば、トランジスタに電流が流れすぎて、トランジスタが燃えてしまうので、間に抵抗を入れます。私が見た本では、トランジスタに使用(入力)する電圧も5Vを使用していたのですが、今回の場合は12Vを使用するので抵抗値はどうするのでしょうか?

とりあえず、本に書いてあった3.3kΩをつないで見ました。
LEDは点灯したり点滅したりと異常な動作です。手元にあるあるいろいろな抵抗で実験してみましたが、どれも正常に動作せずにトランジスタが燃える寸前までに!

またもや、HP探しです。
世の中にはいろいろを電気回路を作っている人は沢山います。でも、PICとトランジスタと12Vを使用する人はなかなかいないようです。なかば諦め状態で、一カ所だけ自分の回路と一致する所を見つけました!!苦節2,3日やっとの思いです。
結果は2kΩと書いてありました。しかし、そんなピッタリな抵抗なんて持ってません。
がらくたを探していると10KΩの可変抵抗が見つかり、2kΩにセットして接続し、電源投入!!

やった!!点灯です。いや、点滅です。

テストボードで試験した点灯パターンの1bit分だけですが見事に点滅しました。



 

写真右のボードは”ブレッドボード”という物です。部品やパターンをを全て仮配線して動作確認出来てすっごく便利です。値段もこれで、700円程度だったと思います。
抵抗、トランジスタ、LED2個、定電流ダイオードが1セットで試験ボードも図面も1セット分しかありません。
本来はあと7セット同じ物が必要になります。同じだからはっしょってるだけですけど....

これで、基本の回路はできあがりです。後は、部材購入、組み立てのみです。
と、思っていたらスイッチがありませんでした。点灯パターンを変化させる為には必ず必要です。次回はブレッドボードにLEDを増やし、スイッチを追加して点灯パターンが変化するかの確認作業でもしましょか!!




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