ホワイトメーター(ELシート) その3




3.ELシート製作
ELシートがやっと購入できました。
ELシートとは?  (すみません。ネットで調べてください)

同時にメータデザインを印刷するシート(ラベル)も購入します。
・A-one フィルムラベル光沢(白) A4サイズ5枚入り 29281
・A-one フィルムラベル透明ツヤ消し A4サイズ10枚入り 28793

これらの商品は、ELシートでメータを製作している人はたいてい使っているんじゃないかと言うくらいメジャーなシートです。
でも、なかなか売っていません。白ラベルはそこそこの店で購入可能ですが、透明つや消しはほとんど注文扱いになるみたいです。つやありなら売っているんですが、つやがあるとテカってメーターが見づらくなるそうです。ですから、絶対につや消しなんです。

それと、A-one製のこのシートは”水に強い”、”ぬれても安心”、”水に濡れても大丈夫”と、相当に水に強うそうです。
メータは雨ざらしになる事もあるので、耐水性は良いにこしたとはありません。実際に紙で作るとへにゃへにゃになるそうです。
(外側は雨ざらしになりますが、中身さすがにびしょびしょにはならいでしょうけどね。)

秋月電子通商の”超デカEL発光パネル・専用インバータセット(青色)”を購入。
まずは左側が、見ての通りのELシートです。光る色によって、シートの色が違ってきます。青く光る場合は、元は白色です。
普通にホワイトメータを作る時は、このシートの上に印刷した透明シートを貼り付けるのですが、結構このシート擦り傷が多いです。したがってこのシートを表面に使用するのは無理があるのでは....。
右側にあるのが、専用インバータ付(入力DC5〜12V)です。インバータで、DC(直流)からAC(交流)に変換します。セットでは電源用のケーブルも付属していますし、電源用の電池(9V)も付いています。本来は写真右側に切れているコードが電池に接続する所です。
このセット、説明書がとても貧弱でつなぎ方が、今一良く解りません。
説明書と、本体の表示が違うので....。
端子側から見て
右:DC電源のマイナス側と、AC電源の片側を接続
中:DC電源のプラス側を接続
左:AC電源の片側を接続
茶色の線はACなのでプラス、マイナスは関係ありません。
ですから、シート側の接続は極性など考えずに差し込めばOKです。
インバータの表面です。
たぶん
G=グランド   I=インプット   O=アウトプット  
でしょう。
ここまで配線して、電池を接続すればすぐに点灯します。とても簡単です。
でも、入力はMAX12Vまでなので、車やバイクには定格値がちょっと足りません。
で、この大きなユニットが、”5〜25V(最大4A)可変スイッチング定電圧電源キット”です。 車やバイクの電源14Vを12V以下に降圧できます。でも名前だけ見ると、最高25Vまで出力する感じに見えますが、入力電圧の−3Vが最高電圧らしいです。14Vの場合は、11V程度が最高電圧になります。
この、商品は区建てキット製品なので、半田付けは自分でします。特に難しいことはありませんが、裏面にチップ抵抗を2コ付ける必要があります。初めてチップ部品を扱いましたが、結構難しいです。
ボリュームを付けて、電圧を可変出来るようにします。
最低電圧は5Vで、普通に光る電圧はだいたい8V程度です。
この電源の電圧を上げれば、当然インバータの出力電圧も上がります。5V時はAC55V、8V時はAC70V程度まで上がったような....。
最低電圧は5Vで、普通に光る電圧はだいたい8V程度です。
左の写真をクリックすると、GIFアニメですが、無点灯、5V時、8V時の点灯状態が見られます。
(明るさや、色などを修正しているので実物とは多少異なることもあります!!)
部屋の中での撮影なので、多少暗く感じますが、真っ暗にすると結構良い感じに光っています。
ELシートの上に印刷したシートを置いてみました。
これも、 左の写真をクリックすると、GIFアニメですが、無点灯、点灯(8V)の状態が見られます。
(明るさや、色などを修正しているので実物とは多少異なることもあります!!)


4.電源回路

バイクの場合は、常時ライト点灯が義務づけられています。と言うことは、メータも常時点灯している訳です。
ELシートには何千時間などと、寿命(?)というか、光量半減時間があるそうです。ですから、昼間は無点灯で、夜のみ点灯するようにします。

では、どうするか?

原理は簡単。最近では日産マーチにも付いている、暗くなるとライトONし、明るくなるとライトOFFする機能をそのまま使用すれば自動での点灯消灯が可能です。
問題は、どんな回路を使うのか?です。電子回路の設計などしたことがないので全く解りません。ネットで調べてもすぐには回路図は出てきません。しかたがないので
1:5V用の光センサを使用したLED点灯回路
2:12V用のリレー駆動回路を合体させます。

1のLED点灯回路のLED部分を、2のリレー駆動回路に変更します。アンプ(コンパレータ)や、トランジスタなどを動作させる為の抵抗などはいろいろな計算式があり、ルールなどもあるかとは思いますが、そんなことを今から勉強して無駄でしょうから、一発本番で行きます。その為、部品はちょっと多めに購入しておきました。
今回は、電気回路組み立て試験器???も購入して、早速実験です。

左上に見える丸いのが光センサです。真ん中の可変抵抗で暗さの調整をして、右のリレーで”可変スイッチング定電圧電源キット”の電源をON/OFFさせます。
一発でうまく動作しました。2時間程度のエージングをして発熱箇所もなく、どこにも問題はありませんでした。後は基板に組み立てるだけです。
この”電気回路組み立て試験器”はとても便利です。今後何回使用するかどうかわかりませんが。いいです。



今回はここまで。
残るは、シートの貼り付け、電気回路の最終組み立てです。
あと、メータケースのお色直しも必要なんです。

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