キャブレターをノーマルに交換   (GSX400S)




2012.11.25
結構長い間、ヨシムラのTMR−MJNを使用していましたが、今回ノーマルに戻す事にしました。

理由は、

MJNニードルが問題なのです。
キャブ自体ノーマルキャブと同じように使用できるし、燃費も良いし、早くなるし、それほど悪い所はなにのです。

が、私の乗り方が問題でして、最近乗る回数がめっきり減ってしまって......

通常のキャブだと色々なジェット類があるが、それが詰まらない限り普通に乗れるのですが、TMR−MJNにはジェットの穴とは比べ物にならない程小さな穴がたくさんあって、この穴から ガソリンが出るんです。だからこの穴が詰まると致命的!!と言うか、綺麗に回らない場所が出てきたりするのです。(たぶんね)

と、このキャブはヨシムラでオーバーホールしてもらうのですが、結構良い値段するんです。今後もオーバーホールで良い値段が飛んで行くのは悲しい!!



ので、解決策として、カタナに乗るようにもしますが、キャブもノーマルに戻しちゃえ!!って事です。







ノーマルのキャブに絶対必要な物で、一番の曲者、エアクリーナーBOXです。
取り外す時もあちこちにキズを付けながらでも破壊せずに取り外しているので、入るはずなのですが.....
どう考えても、無理無理です。








インシュレータの出っ張りと、エアクリの穴の位置を合わせて思いっきり押し込むと、あと1cmくらいで何とか、ってくらいには持っていけるんですが、それからが入らないです。








当然この位置から素直に入るとは思っていないので、クルクル回しながら知恵の輪のように試して見ますが全くダメです。



エアクリーナBOXを諦めて、ノーマルキャブ+K&Nフィルタ仕様にしても良いかなと、ふと考えましたが、今からセッティング.....無理です。いやです。
で、いっその事インシュレータを取り外してスペースを稼いでエアクリーナBOXを入れる作戦に変更です。インシュレータの取り付けボルトは再利用不可です。なぜなら、 いつもどこかのボルトの頭を舐めるからですよ!!






ボルトを手配している間にキャブを掃除しましょ。取り外した後に掃除をしたのか、何をしたのか、全く記憶にありません。
とりあえず、全バラにして、掃除して、ジェットの穴を見て吹いて、シュっとして。








キャブと一緒に保管してあった、ゴム類、フロートのパッキンは解るんだけど、Oリングは???








ここも、ここも、サイズが違うし、

 






ここだけは、交換しておきましょう!!








一応、お掃除完了したキャブです。








時は過ぎ、インシュレータのボルトが届いて、作業が再開できます。








やっぱり、そのままでは入りません??
気が遠くなりそうです!!








おぉーーーーーーー!!  このーーーーーーー!! 


か・く・どーーーーーー!!








から、くるって回せば

はい、入りましたーーー!!!



ここまで外しておけば、エアクリーナBOXにキズを付ける事なく、無理する事なく簡単に入りました。
取り外した時にキズは付いているんでけどね!!






ノーマルのキャブをこの隙間に入れるのも大変です。
TMR−MJNに比べると100倍も大変ですよ。








前後のインシュレータに556をシュッとして、とりあえず2気筒ほど入れます。

 






ここでアクセルワイヤーを取り付けて、不具合が起きちゃダメなので、ナット部分にはネジロックを付けておきます。

 






後は、無理矢理突っ込んで、








556を吹きまくっても、インシュレータに入ってくれない!!

 






エンジン側のインシュレータは綺麗に入ったのですが、クリーナーBOX側はこれが限界。(中の方はもう少し浮いてるんですが...)








これで固定して、やっとノーマルキャブに交換完了と思ったら.....

 






クラッチワイヤーが、ペローンっと出てます。
1番と2番の間を通すのですが、キャブを取付けるのが必死で全く気が付かずです。








今更キャブを外すのは遠慮したいので、ケーブル側で何とか。
まずは、クラッチカバー側を分解....無理です。外れません。

 






クラッチレバー側は、ケーブルのみ外れて、ちょっとRの付いたパイプも付いてますが、これならいけそう。








良いですね。ちゃんと1,2番の間にケーブルが通りましたし、クラッチレバーまで届いて、ナイスリカバリーです。

 






最初に、タンク内に少し錆が見えたので念のためにフィルターを取り付けておきます。
ある程度走った後に、チェックしてどうするかを決めましょう!!








タンクで潰されないような位置に現物合わせで取り付けます。

 








で、で、で、
タンクを取り付けて、キャブ交換は完了でーーーーす!!!







元々付いていたバッテリーを充電しておいたので、取り付けます。(ちゃんと、新品バッテリーは2年前からスタンバイ中ですが...)








キーーー、オーーン!!
普通にヘッドライトが点灯して、インジケータ類が点灯。ちょっとバッテリー電圧が低めですが、こでれ息を吹き返すか挑戦です。

 

キャブを全バラにした時にアイドルスクリュウを触っているので、アイドル無しに状態から徐々にアイドルスクリュウを回してエンジンをかけたいのですが、


やはり、バッテリーが弱くすぐに息絶えてしまいました。で、2年前に購入したバッテリーの出番です。バッテリー液を入れて、1時間待てと説明書に書いてます。 無理なら、充電しろと。どちらも時間的に勿体無いので、即使用開始です。

さすが、新品バッテリー。12V以上の値を表示して、セルも元気いっぱいに回ってくれます。

徐々に爆発が起こり始めきたので、チョークをちょっと引っ張ると、エンジンがかかりました。これで、一安心です。まだまだする事は多々あるのですが、エンジンがかからないと 先に進めませんから。


最初の内は、排気音が....。1気筒死んでいるのか?アクセルを回すと、ブロ〜ン、ブロ〜ンとうなっている感じです。

これは後回しで、クラッチのつながりの調整をして、軽く試乗に!!

段々回転の上がりも調子良くなってきましたが、今度は回転の落ちがイマイチ良くないような。
よく2次エアを吸うと回転の落ちが鈍るらしいと書いてあるが、今回インシュレータを取り外してるし、キャブを入れる特相当な力で入れたので、切れたりしたのかもしれない。 チェックはしたいが、車検を取るorとりあえず普通に走れる事が優先的なので、これはこのままでがまんしてもらいます。






残るは、ウィンカーとカウルを付ければ元に戻るのですが、車検の事を考えると、マフラーを車検対応のヨシムラへ戻す事も考えているので、もう少し作業は続きます。







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