いろいろメンテナンス
(クラポンカップステー製作)
先日軽く一人旅を楽しんでる最中、クラッチのフルードカップがふらふらしているのに気がつきました。よく見ると自作のステー(アルミ2mm厚)が折れているではありませんか。このクラッチはZZR1400の流用で、カップのステーは取り付け方法が違っていた為自作するしかなかったのです。余ってる2mmのアルミ板を適当に曲げて色を塗って、はい出来上がりでした。
でも、こんな物でも1年半以上使用できたので良しとしましょう。
カップがぷらぷらするのもいやなので、近くのカー用品店で汎用ステーを購入し、その日は応急処置で対応です。ちょっとステーの長さが以上に長いですが走行時には内側に折り曲げてカウルに干渉しないようにしてました。

見事にポッキリいってます。曲げの箇所ではなく、ねじった所が折れてます。どんな力が加わったのでしょうか?
力と言うより、原因は振動でしょう!!
また、アルミ(2mm以上の)で作っても良かったのですが、どうしてもねじれ部分が必要になるので、今回は違う方法で。
まず、6mmのアルミ棒を購入し、先を潰して平たくして穴を開け、曲げを加えて綺麗に作ろうとしたのですが、6mmもアルミ棒万力
でもつぶれてくれません。アルミがやわらかいからと言っても全くダメです。じゃあ、ロウ付け等も考えましたが、一度もやったことも無いし、
結構アルミのロウ付け(硬ロウ)は結構難しい部類になるらしく今後の課題として、まずは応急的にステンレス線(2mm)で作ることに。

ネジを締める箇所には圧着端子を使用すれば、加工が楽なので即採用です。強度的には????な感じですが、あくまで応急処置ですから。
先ほどのステンレス線、1本では強度的に絶対に無理なので3本準備しました。(一本の矢では....だけど、3本になると...です)

3本のステン線は圧着端子に入ってくれません。真ん中をニッパで切って広げどうにか3本を突っ込みます。
一応ペンチでカシメておきます。
カシメだけでは力不足な気がしたので、半田付けで強度を増してみます。手持ちの30Wの半田こてでは全く半だが解けてくれません。おそらく100Wでも
無理でしょう。普段ライターとして使用している、100円ライターを使用した、小型バーナーであぶります。半田はすぐに溶ける火力ですが、半田が流れて綺麗
に溶け込ますことは出来ませんでした。少しでも半田が付いたので強度もちょっとはアップしているでしょう。フラックスや余分な半田を掃除して、塗装をします。

ステンで作った物を塗装している間に、ちょっと細めの銅線(1.6mm)3本を使用した同じものを作って見ました。銅線の場合は熱伝導が良いので綺麗に
半田が流れてます。でも、全体的な強度はどうでしょうか?疑問が残ります。
色を塗ってしまえば、ステンも銅も区別がつきません。手にすると硬さが全く違うのですぐにわかりますが、どちらを使うかは現物を見て決めます。

つや消しの黒で塗ったつもりが、艶ありでした。
実車に合わせてみると少し角度が違います。ステン3本でも力で少しの修正なら出来るので、ステンを使用することに。やはり銅では強度に不安が。
でも、車体の振動など考えると粘りがありそうな銅の方が合ってるのかも知れまっせんが。
ステンが折れたら胴に変えるように予備として保管しておきます。

一応、今回のステーは応急的な物です。
最終的には既に購入しているアルミ棒(6mm)とアルミのカラーをロウ付けして綺麗な物を作る予定です。
あくまでも予定ですから。
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