ハザードがほしい!!ウィンカーポジションがほしい!! 過去にウィンカーポジション(ヘッドライトディマー)を作っていますが、ユニットが大きな事や、配線が複雑になる等、 多々の理由により現在は取り外したままに。 最近のバイク(スクーター含む)は、ウィンカーポジション、ハザードは標準で装備されている車種が多く、安全面を考えてもウィンカーポジションはバイクですよ〜!!と、 他車へのアピールにもなる。ハザードは昨年の高速道路でのトラブルで絶対いるぞ!!と思い知らされている。(もう1年も前の事だけど。今頃??) ただ単に、ポジション、ハザードを追加するのであれば、カワサキ製のスイッチボックスに交換すればすぐにでも追加は可能です。(GSX400Sカタナは実施済み) で、当然GSX-R1100Wにもチャレンジはしたのですが、なぜ途中でやめたのか?? おそらく、GSX-R1100Wのスイッチボックスのハーネスのコネクタが入手できなかった。(基本的は元に戻せる事が第一) と、チョークワイヤーの処理をどうするか? カワサキ製のスイッチボックスにもチョークレバーが付いているのだけど、GSX-Rのワイヤーを使うか、カワサキのワイヤーを使うか?で、悩んだあげく途中で諦めたのでしょう。 しかし、今回は違います。 ハーネスのコネクタなんて、市販品に交換しても取り付けには問題なし(ノーマルにも戻せるが、純正品を取り付ける時要加工となるが)。チョークレバーもGSX-Rのスイッチボックス を使用すれば問題なし。 第一の違いは、今年に入ってからPICに凝っているのです。 まずは、ノーマルの配線図(イメージ図)です。 ![]() バッテリーからウィンカーリレーまでは直流12Vですが、ウィンカーリレーで、12Vのパルス波形に変化しスイッチボックスを経由して、左右のウィンカーを点滅されている だけの簡単な回路です。(簡単だから壊れにくいのでしょう) ノーマルのスイッチ、ハーネスを利用して、なるべくすぐにノーマルに戻せるように。追加の配線もなるべく少なくしたいと、考えたのがこれです。 ![]() ウィンカーリレーを外して12Vを直接スイッチボックスに入れます。ここで、左右に12Vが振り分けられ自作のPICウィンカー制御ユニット(たいそうな名前)に。 ハザードの追加だけならノーマルのハーネスのままでもOKなのですが、フロントのみウィンカーポジションとするので、別配線にしています。 リアや、メーター内のインジケータはノーマルのハーネスを利用するので、そのままで点灯してくれるでしょう。 ユニットより、別途ハザード用のスイッチを追加で取り付けます。ハザードスイッチの無いバイクでは、ウィンカースイッチを左→右→左や、右→左→右とする事で、 ハザードを点灯させる方式が多々利用されていますが、操作が面倒なのと、PICのプログラミングも面倒なので、別付けスイッチを利用する事に。 まあ、この辺はプログラムでどうにでもなるので深くは考えずに。 では、試験用(S/W作り込み用)の回路図です。 スイッチボックスは、プッシュスイッチで右、左、ハザードと3個使用し、ウィンカーはLED1個ずつで確認します。ウィンカーポジションの明るさを変化させる為に ロータリースイッチ(0-9)を使用して、好みの明るさに変更可能としています。0で、ウィンカーポジション消灯、1:暗<−−>9:明く、となります。 ![]() 部品点数も多くないので、まずはブレッドボード(実験や評価や試作をするための基盤)で回路を組みます。 問題のS/Wは、前回のPIC作品”ポジションランプナイトライダー化”の時はアセンブラで作成しましたが、今回はC言語(コンパイラはCCS−C) を使います。理由は、CCS−CはPICに特化した専用の命令などが標準で装備されており、難しいレジスタの変更や切り替えなどが不要となる。繰り返しや、分岐などもアセンブラ に比べ簡単な気がする。(アセンブラ、C言語どちらも初めてなのでなんとも言いがたいが) と、C言語が解ればその他の事にも応用が利くようになるんでは....????? ![]() クリックするとスイッチ/LEDの役割がわかります。 ソースは、ここです。(CCS PIC コンパイラ:PCMを使用) 初めてのC言語ですので構成などはぐちゃぐちゃで、今回も他のHPを参考に作ってます。(まだまだ一人じゃプログラム書けません) 電源オン(画面左の赤黒ケーブル)直後に、フロント左右のLEDが点灯(ウィンカーポジション)します。その後、左右、ハザードボタンを押している間はそれぞれのLEDが点滅し、 ウィンカーポジションは消灯しています。(車検対応用) 難点は、ライトOFFの時でもウィンカーポジションは点灯します。基本常時点灯ですから問題なしでしょう。 << その2>> |